No.453(Web版103号)4

はるこん 2019アフターレポート

by 渡辺ユリア

 4月13日(土)〜14日(日)に川崎市国際交流センターにて催されました。GOHは海外、ラヴィ・ティドハー氏、国内はマンガ家の久正人(ひさ まさと)氏でした。私は、13日の「ローカルコンとファンダム」の分科会に、14日は「嶋田洋一、アニメを語る」の分科会に出席しました。「ローカルコン…」のほうでは、東京創元社の小浜さん方が司会でした。ローカルコンのいろいろな話を聞きました。そしてそもそもSF大会に参加したきっかけなど…(出席者の)も貴重な話も聞けました。嶋田さんの分科会では、アニメのリストがペーパーに印さつされており、楽しかったです、
 では。        2019.yullia 4.18

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No.453(Web版103号)3

SF essay(272回)

川瀬広保

 もう5月だ。5月と言えば浜松まつり。御殿屋台の引き回し。薫風香る一番いい季節だ。SFとしては、どんな新作が書かれ、復刊されるか期待している。

 先日、ボランティアで浜松城へ行った。テキサスから来たアメリカ人が来たので、話をしたら、この浜松城へはもう何回も来ているそうだ。しかももっと詳しいことを知りたいようなことを言われた。神社、仏閣、城などの日本の文化・歴史に興味を持っている外国人が最近多くなっているようだ。具足などに興味があるらしい。日本文化をもっと世界に発信していけばいいと思った。歴史的な詳しいことを英語で理解してもらうことはなかなか難しい。
 また、逆にタイ人女性と話したときは、徳川家康は一休さんのような人ですかと言われた。一休さんはお坊さんで、思わずJapanese priestだから全く違うと答えたのだが、わかってもらえただろうか。どうやらアニメなどで伝わっているらしい。日本の歴史をもっと正しく伝えたいものだと思った。中学校の英語の教科書は日本文化を発信するのに役に立つ文章が多い。

 さて、最新のニュースによると、小惑星「リュウグウ」には水があったそうだ。水があれば、やがて生命が発生するというのは、急ぎすぎだろうか。これから生命が発生するか、すでに発生していたけれども、今はいないなどと想像力はふくらむ。

 貴景勝の勝敗に一喜一憂する。野球には関心がないが、イチローの引退のニュースで球場の観衆が全員立ち上がって、イチローを見ている画面には感動を覚えた。

 さて、ニュースによると、日本の大学で〈名前を呼んでもそっけないそぶりを見せることの多い、ネコ。実は、自分の名前と他の単語を聞き分けているとする研究結果がまとまった〉そうです。〈ただし、名前という概念を理解しているかまでは分からないということです。〉

 こうした最新ニュースに接して名前を呼んでも返事をしないときがあるのは人間でも同じ。「ご飯だよ!」と声かけられれば、お腹が空いていれば、「はーい」と返事をするでしょう。〈名前という概念を理解しているか〉は難しい。人間は本人の意思に関係なく、生まれたときに、名前を付けられ、親が呼び続けると、自分の名前というものを意識するのだ。

 うちの猫は「おいで、◯◯ちゃん」と言えばついてくるから、意識をしているように見える。しかし、用がないと思えば、名前を呼んでも、顔も見ない。

 いずれにしても、最近身近な猫についてのこれだけ興味あるニュースに接したのは珍しい。ぜひ研究し続けてほしい。
 猫と言えば、ハインラインの「夏への扉」のほとんど主人公と言ってもいい雄猫ピートがSFファンには有名だ。ハインラインは実に生き生きとこの本の中で、猫の様子を描いている。その献辞は「す べ て のaelurophile(病的に猫好き)に捧げる」とある。
 夏目漱石はまだ名前のない猫の様子を実に生き生きと描いている。名前という概念を理解しているかどうかわからないというが、きっと、いやたぶん自分の名前をわかっているのだろうと思いたい。

 「SFが読みたい 2019年」によると、伊藤典夫さんの本がそのうち出ると書かれている。〈SFスキャナー〉などを含めた膨大なものになるらしい。たとえ分厚いものになってもファンとしては、出版が実現することを望んでいる。伊藤典夫という名前はSFマガジンで古くから、私の場合、53号から知り始めたビッグ・ネームである。海外SFを紹介していた「SFスキャナー」はよく読んだ。いつのころからか、その連載はなくなり、その名前はSFマガジンで一年に一度見られるかどうかになってしまった。この本の出版が実現するよう待っている。
 ブラックホールの撮影に初めて成功したというのが、最新の大きなニュースだ。現実がSFを追い越していくように思う。SFマインド、想像力などは、忘れないようにしたいものだ。
           (2019・4・14)

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No.453(Web版103号)2

怖い話

加藤弘一

産経新聞の記事を読むと支那でもネット小説が盛んに読まれているらしく、売れっこ作家の年収は1億を超えると言われている。
一番好まれている設定は主人公が過去にタイムスリップし現代の知識を利用してのしあがっていくパターンである。
例えば、清の時代に来てしまったキム(仮名)が支那の為、アメリカ、日本、ロシアと戦う話。
キムは最大の敵アメリカを倒す為、覚醒剤を作りアメリカに蔓延させる。
こうして、アメリカは弱体化しキムは莫大な資金を手にする。
さらにキムは未来にノーベル賞を受ける科学者をピックアップして誘拐し彼の為働くよう強制し従わない者は容赦なく殺してしまう。
そして、巨大な軍隊を造りだし敵を粉砕し遂に世界を征服してしまう。

だが、ちょっと待てよ・・・・麻薬を使ったり人をさらって殺したりと、これは主人公のやることではないぞ。
敵役のやることじゃあないか?
こんな極悪非道なやり方で天下を取っても日本いや世界でも批判されこそすれ、賛辞されることはないはずである。
しかしながら、支那での評価は上々で、「スカッとした」とか好意的な意見が多かったらしい。
何かオカシイ感じの一杯の話である。

日本でも未来を変えようという話はある。
「ジパング」ではタイムスリップした自衛艦みらいがアメリカと戦うが、敵も味方も被害を最小限に止め、決して非道なことはしなかった。

支那の歴史教科書は習主席を始めとする歴代の指導者により、阿片戦争で負けた事、義和団事件、日中戦争など国民にとり屈辱的な歴史ばかり強調されている。
この為、若者の間で異民族に対する憎しみの感情が親の世代と比べると極端に増長してしまっているので、このての小説に共感を持つ者が多くなってしまっているようだ。

こういう民族主義を煽るスローガンに浸った若者たちが、将来支那社会の担い手となったとき、どんな国家となるのかとても心配である。

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No.453(Web版103号)1

ルーナティック32号の原稿募集のお知らせ

 

ルーナティック31号の発行から時間が経ってしまいましたが、2020年夏発行予定のルーナティック32号の発行に向けての準備に入りたいと思います。
「どういった特集記事が良いのか、皆様の声をお聞かせください。」 と以前、ご意見を募集したところ
「アニソン(実写も含む)をテーマに 皆さんの好きなアニメを語ろうというのはどうですか?」 というご意見をいただきました。
近年公開されたSFアニメもかなりの数の作品がありますし、次号の特集はアニメ特集にしようと思います。
星雲賞の映像メディア部門で、アニメーション作品が何度も受賞し、また国内のSF作家が関わるアニメ作品も数多く製作されています。
SFアニメと言っても、人工知能や時間、宇宙を扱った作品や、異世界ファンタジー作品まで幅広く製作されています。
また、コンピューターグラフィックスのアニメーションもすっかり定着し、テレビの科学ドキュメンタリー番組でも高度なCGアニメ多用され、映画でもCGが多用されるのが珍しくない状況になりました。アニソンも国内外のアーティストの作品が使われています。アニソンを語るのもいいですし、それ以外のアニメーションの記事、感想でも構いません。
解釈や分析をめぐり、論争をよんでいる近年の作品の感想や、過去の名作作品の記事でも構いません。皆様の原稿をお待ちしています。


もちろん、特集以外の創作、評論、翻訳等の原稿も広く募集いたします。
長い原稿を予定されている方は、事前に内容やおおよその分量を、PM編集部に連絡していただけるとありがたいです。
締め切りは来年の春、3月末くらいを考えています。来年の夏あたりの発行を目標にしています。
原稿の宛先はPM編集部かメールで
cbf06066.cap.y@nifty.com
 まで。

***************************************(ルーナティック32号編集部)

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No.452(Web版102号)3

「幻魔大戦」

福田淳一

 この作品は、『週刊少年マガジン』(講談社)に1967年の18号(4月30日号)から同年の52号(12月24日号)まで連載された作品で、宇宙の破壊を目的とする幻魔大王に、地球のエスパーたちが戦いを挑むというスケールの大きなSF作品になる。原作者にSF作家の平井和正を迎え、石ノ森章太郎と当時の『週刊少年マガジン』の編集長である内田勝との三人で練り上げ誕生した。
 また、この1967(昭和42)年は永井豪がデビューした年であるが、この「幻魔大戦」の連載が開始された頃は、まだ石ノ森章太郎のアシスタントをしていた。よってこの1巻目には永井豪がバックを描いているページが多数ある。連載一回目のサイボーグ兵士ベガの背景に描かれている幻魔大王のアップの顔などがそれになる。また、東丈が漏れた野球部のメンバー表には、石ノ森の遊び心により当時のアシスタントの名前が使われている。
 物語は、トランシルバニア王国のプリンセス・ルーナが遠い宇宙の彼方からのフロイのテレパシーにより“幻魔”の存在を知り、襲い来る幻魔の侵攻に対抗するため、サイボーグ兵士ベガとエスパー戦団を組織するため活動を開始するところから始まる。その中で主人公の東丈は、幻魔との戦いの中、やがて超一流のエスパーへと成長していくのだが、幻魔の力は強大で、地球のエスパー戦団は窮地に追い込まれてしまう。ラストでは、幻魔の地球司令官のシグが集結した地球のエスパー戦団に対し、月を地球に向かって落下させるという攻撃を開始する。不気味なドクロを浮かべ地球に接近する月と、エスパー戦団が対峙する場面で残念ながら未完となってしまった。
 このままでは、月はロシュの限界を越えたとき砕け、地球も壊滅的な被害を受ける事になる。地球のエスパー戦団の敗北を暗示したラストシーンは、マンガ史上インパクトがある名場面となった。
 石ノ森章太郎は、この「幻魔大戦」以前に「ミュータントサブ」を中心に超能力をテーマにした作品を多数描き、超能力を画として表現するテクニックを向上させていた。そして、この「幻魔大戦」では、テレパシーやサイコキネシスなどの表現方法をさらに向上させ、迫力ある超能力戦を描き出し、一級のSFコミックに仕上がっている。
 この「幻魔大戦」本格的なSF超大作であるため、「残留思念」や「人間ノヴァ」「絶対0度」等のSF用語が飛び出し、当時の少年マンガ誌では難解であり、少し早すぎた作品であったことだろう。
 そして、『週刊少年マガジン』での連載終了から4年後の1971(昭和46)年、SF専門誌である『SFマガジン』の11月号から「幻魔大戦」の続編になる「新・幻魔大戦」を連載することになる。物語は、幻魔の侵攻により壊滅した世界から始まる。生き残ったエスパーたちは幻魔に対抗できる強力な超能力者の家系を生み出すため、タイムリーパーのお時を江戸時代へと送る。それにより「幻魔大戦」は時空を超えた新たな展開を迎える事になる。この作品は、“劇画ノヴェル”と銘打たれ、小説と劇画をミックスした実験的な作品であったが、残念ながらこちらも未完になってしまう。
 その後平井和正は「幻魔大戦」「真・幻魔大戦」などの「幻魔シリーズ」を次々と小説で発表し、また石ノ森章太郎は1979(昭和54)年、新創刊したSF専門のマンガ雑誌『リュウ』(5月20日発行)に、「幻魔大戦ー神話前夜の章」の新シリーズを描き、「幻魔大戦」はさらに大きな世界観を持つ超大作へと成長していった。現在、石ノ森章太郎の元アシスタントで弟子の早瀬マサトと、平井和正の信頼が厚い脚本家七月鏡一の手によって、過去の幻魔シリーズを包括し、「幻魔大戦」の完結を目指した「幻魔大戦Rebirth」をWEBにて連載中である。

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No.452(Web版102号)2

SF essay(271回)

川瀬広保

 白血病に突然罹患して、オリンピックに出られるかどうかわからない18歳水泳選手の言葉が新聞の見出しに踊っている。
 「神様は超えられない試練は与えない」
 18歳の子が発する言葉としても、注目を浴びるがしっかりした人だと思う。
 問題は、本当に神様は超えられない試練は与えないのだろうか。このニュースは海外にまで届き、バッハ・オリンピック会長もメッセージを発した。
 将棋でまた新記録を伸ばし続けている藤井聡太棋士のニュースなど、若い人の活躍には注目する。なぜだろうか。高齢者だが、それを感じさせない尾畠春夫さんの活発な行動にも注目する。その後、大分までの歩いての旅は、中断せざるを得なくなった。それでも、自分ができないことには、あこがれるか尊敬するからだろう。

 さて、小惑星探査機はやぶさ2があと2日ちょっとで(これを書いている現在 2019・2・20)リュウグウに到着するそうだ。非常に狭いピンポイントの着陸点にうまく到着できるかどうかは、JAXAの専門家でもわからないのだそうだ。何が起きるかわからないという言葉は、科学が発達しても宇宙のかなたでは、遠隔操作は機能するかどうかわからないということだ。「期待したり」、「祈ったり」するらしい。期待したり、祈ったりすれば成功し、どうせ無理だと思っていれば失敗に終わるのだろうか。宇宙科学の最先端のこの話題でも、期待とか祈りはあるのだろうかといつでも思う。
 最新のニュースによると、リュウグウがいよいよ「牙」をむいてきたから、どこに着陸させるか調査していて、遅れるとのことだ。小惑星がどうなっているかなど、行ってみなければわからない。日本の宇宙科学技術もここまで来ていると思うと日本人として嬉しい。うまくいくといいなと「期待」してしまう。
 最新のニュースによると、はやぶさ2はリュウグウに無事、着地したそうだ。これは快挙だ。生命と非生命の間(アシモフの書名から)はどこにあるかわかってくるだろう。人類はどこから来たかもそのうちわかってくるだろう。4年かかってリュウグウに到着し、また帰ってくるのだ。

 「にゃんにゃんにゃん」の日だとのことで、「ねことじいちゃん」という映画が封切りされた。有名な岩合光昭さんが監督しているが、この映画の主演は猫だ。岩合さんにかかると猫も演技する。ぜひ見てみたい。猫好きのSF関係者は多く、有名なのはハインライン。「夏への扉」の主人公(?)は、猫のピートだ。猫が愛されるのは独立心が強い(independent)からだ。犬は忠実(obedient)で、猫は「おいで」と言っても来ない。それが猫好きの人にはいいのだとよく言われる。

 さて、「SFが読みたい 2019年」を買った。真っ先に見るところは各出版社の今年の出版企画だ。これによると、国書刊行会から伊藤典夫さんの本がそのうち出るとここ数年書かれている。SFスキャナーなどを含めた膨大なものになるようだ。たとえ分厚いものになってもファンとしては、出版が実現することを望んでいる。伊藤典夫という名前はSFマガジンで古くから、私の場合、53号から知り始めたビッグ・ネームである。海外SFを紹介していた「SFスキャナー」はよく読んだ。いつのころからか、その連載はなくなり、その名前はSFマガジンで一年に一度見られるかどうかになった。この本の出版が実現したら私はきっと買うだろう。
 さて、この世で一番大事なのは想像力と好奇心だ。「好奇心は猫をも殺す」が、宇宙の先はどうなっているかというような好奇心は文明を発展させる。小惑星のリュウグウまで行ったはやぶさ2は、人類の好奇心の結果であり、まだその偉業は続く。好奇心が人類を発展・進化させた。これからもきっとそうであろう。
 クラークの「太陽系最後の日」は、人類が太陽の爆発から避難するため、宇宙船に乗って、新しい地を求めて、出発するという話だ。あきらめないで新天地を探すという好奇心の物語でもある。クラークはもともとポジティブな性格らしく、彼の作品にはその傾向がある。逆にネガティブな作品を書く作家も多い。

 話は変わるが、ひな祭りは桃の節句であり、桃の精の祭りである。映画「夢」は何度見ても考えさせられる映画だ。この映画はファンタジーだろうが、SFと言ってもいいかもしれない。夜見る夢と、人類の夢や個人の将来の夢はどこかで通じているかもしれない。透明人間やタイムマシンは夢でしかなかったものも、いずれ実現するかもしれないから、映画「夢」もファンタジーと言ってはいられないかもしれないのである。桃の精や爆弾犬の怨念、死と生の境や想い、葬式の究極的な形など、考えさせられる話が多い。

 さて、だいぶ暖かくなってきた。そのうち4月だ。時間の過ぎるのはなぜこうも早いのか。いつもそう思う。これが現実だ。江戸時代の古歌に、「この世には今より他はなかりかり、過未は行かれず、よそは知られず」というのがある。今を生きるしかないらしい。

 さて、もう4月だ。エイプリル・フールだ。ハミルトンの「反対進化」のようにある日、全部逆だったよと何かがわかる日がくるかもしれない。または、小松左京の「骨」のように、実は「逆だったんだ」とみるみる白骨化していくのがわかったというラストが恐ろしかった。
 われわれ人類は進歩しているのではなくて、退化しているのかもしれない。虐待はなくならない。過去最悪だと最新のニュースが言っていた。AIに仕事は取られる。
 もっと優れたSFを読まなきゃだめだね。今挙げた2作を読み返してみよう。
                   (2019・3・14)







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No.452(Web版102号)1

幸福とは

加藤弘一

国連統計で各国の幸福度ランキングが発表された。日本は58位だそうだ。
ベスト3は北欧フィンランド、ノルウェー、デンマーク。
G7では日本最下位。韓国54位、支那(中国)97位、最下位はアフリカのとある国。
国の社会福祉の充実度、人権とかの自由度がどれだけかが採点の基準で、日本は社会福祉の充実ではトップだが人権とかの点が最低クラスの為、こう言う順位らしい。
だが、ちょっと待てよ。韓国が日本より社会福祉、人権の自由度で上なのか?
EUや米国はイスラムテロの真っ最中で医療制度も不完全だ。
デモも絶えず起こり暴徒化し店と施設を破壊し、略奪行為を繰り返すので、治安維持のため武装警察部隊や軍隊が町の要所に詰めている。
この点日本では少なくともそんな風にはなっていないし、何より大震災の時でも暴徒化しないし、助け合っている。人権が守られ、助けが来ると信じているのだ。
事実、首相が最低の人間だった2回の時を入れてもそれは機能していた。
人権がどうのこうのと何時も日本を批判しているのは、お隣の南朝鮮である。
朝日新聞のでっち上げた慰安婦を批判して国連に訴え、何の証拠もないのに国連人権委員会はこれを認めてしまった。
当時はこれも史上最低と言われた潘基文事務局長と縁故採用された多数の朝鮮人が国連に存在したために成立してしまったと、筆者は思っている。
例え慰安婦が存在したとしても日韓の条約を結んだとき全ての支払いはすんでいた。
しかしながら、その補償金を当時の大統領がそういう人々に渡す代わりに産業発展につぎ込んでしまったのだ。その為韓流の奇跡という経済的大発展につながった。
そして、賠償も謝罪もしていないと歴代韓国政府は主張し現代に至っている。
はっきり言って詐欺である。
この詐欺みたいな南朝鮮の主張が国連で認められてランキングが決まったのなら、極めて不本意である。
因みに、日本より上位の国はブラジル、コスタリカ、ポーランド、コロンビア、ニカラグア等、町の裏通りを一人で歩けない国だ。
そして、東欧の国々も入っている。
しかしながら、ランクが低いことは悪くはない。あまり人が入り込まれて自分たちの福祉が削られるのも考えものだ。
現に、社会保険に入れた支那夫婦の上海にいる金持ちの父親が子供の扶養家族になり日本で100万位の手術を受けて3割負担で支払い、また上海に帰った例とかが頻発している様である。
「自分の気に入ったレストランは決して明かしてはならない。」
ロシア(68位)のとある作家の言葉である。          完

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No.451 (Web版101号)2

SF essay (270回)

川瀬広保

 ボランティアで〈犀が崖資料館〉へ行ったとき、7年間で初めて、外国人が訪れたという珍しいことがあった。彼はイギリス人で日本の古い歴史に詳しく、徳川家康も武田信玄もよく知っていたし、阿弥陀如来と言う言葉まで出てきたのにはびっくりした。今、日本は世界のブームなのだろうか。日本的なものが世界に浸透していて、寿司や刺身などという食べ物だけでなく、寿司や刺身などという食べ物だけでなく、家康などの歴史や仏教や神道などの宗教にも大いに関心を持つ外国人がどうやら増えていることは確かなようだ。
 これは国際コミュニケーションという観点からいってもいいことだ。難しい歴史的なことはなかなか英語で話せなかった。私が英語で話すより、彼が日本語で話す方がより通じていくと思った。しかし、いい刺激にはなった。

 横田順彌が亡くなった。まだ73歳という。往年のSF作家や関係者が亡くなっていく。実に寂しいことだ。朝日新聞の訃報欄にて知った。今朝の朝刊に載っていた。SFマガジンに連載の「SFこてん古典」の出だしの部分・おしゃべりをよく読んだものだ。
 さて、AIの進歩もいいことかどうかわからない。人は機械に向かって話しかけ、孤独から離れられるというのはおかしな話だ。
 世の中が進歩(退歩?)すると本人を証明するのにやれIDだ、パスワードだ、免許証だ保険証だ、さらには指紋だなどときりがない。自分が自分であることの証明などできるものなのだろうか。この世にあなたとまったく同じ顔、服装、言葉を話す人がいたとしてもまだそれは偽物だと疑って、「証明」をいくつも取らなければいけない。マイナンバー、運転免許証、パソコンだったらIDやパスワードなどいくつも設定しなければいけないことになる。それらを時々、再設定しないとその先に進めない。
 人って何だろう。悪いことを考える人間がいるからだ。詐欺とかなりすましなどだ。日本人一億二千万のたったひとりを確定・認定するには、まず性別の確定、これで約半分に減る。年齢、職業でまた狭まる。同姓同名や性別不明などではっきりしないまま残ってしまう。
 宇宙の星には番号がついている。月のクレーターも名前がついている。昔、双子は別のクラスにしたものだ。
 これからの世の中、ますます個人の証明が複雑になっていくような気がする。そのうち、自分が自分であることを決められない未来が現出し、AIに決めてもらうようになりはしないか心配である。
 私はだれか。永遠のテーマなのかもしれない。

 さて、創元から「重力への挑戦」の新番が出た。ハル・クレメントだ。懐かしい名前である。注文しておいたら、来た。平積みになるような新刊本ではないが、新版になれば、また買ってしまう。名作だからであろう。訳者が変わったり、イラストが変わったり、あとがきが変わったりといろいろあるが、そこがまたいい。活字の大きさも大きくなり、読みやすくなったりする。そして、原文と比べてみたりするかもしれない。なかなかそうはいかないが。英語のニュアンスを日本語に置き換えることは難しい。困難だ。例えば、ウェルズの名作「宇宙戦争」の現代は“The War of the Worlds”だが、worldには普通は、宇宙という意味はない。あるにはあるが、宇宙の英単語は、universe,cosmicなどだ。「世界戦争」ではあまりインパクトがないように思う。

 今朝の朝日新聞の声欄に中学生の投稿で、「なぜ中学生はアルバイトをやってはいけないのか」という趣旨の文が載っていた。理由はおこずかいだけでは、足りないからということだった。
 中学生なら、毎日の食事は親が作るだろうし、給食代も親が払うだろう。また、病気になれば治療費は高くても出費を惜しまない。虐待をする親は別だが。
 英語の勉強をしたいから、辞書を買いたいと言えば、親は喜んで買ってくれるだろう。残念ながら、中学生のアルバイトは、認められていない。やがて、高齢者になると、年金暮らしにならざるをえなくなり、また病気も増え、医者代や薬代がばかにならない。年金だけでは足らないのだ。おこずかいが足らない気持ちはよくわかる。
 投稿した中学生は、接客業ならできるかもしれないと言っている。私の意見では、やはり、今は、中学生として、毎日の勉強や運動を頑張っていくことだ。
 繰り返すが、英語の辞書や科学の図鑑や歴史まんがなどがほしいと言えば、どんな親もきっと買ってくれる。ボランティアをしていると、子どもたちの知識は図鑑から得られることがわかる。その辞書や図鑑などで大いに勉強して、何かで認められたり、成績がアップしたりすれば、おこずかいもアップするかもしれないよ。「ねえ、おこずかい増やして」と親に言うだけより、早道かもね。

 さて、この前、浜松城へ行ったら、インドネシア人やインド人が来た。また台湾からの女性も来た。なかなか国際色豊かだ。台湾人は日本語が十分通じた。インドネシア人やインド人は英語が通じた。

 「星際色」豊かなともいうべき時代の未来の地球や宇宙の様子を思い描くことができる。
 「どちらからおいでですか?」
「アンドロメダ星雲からです」
 「どちらからおいでですか?」
「天王星からです」
 「どちらからおいでですか」
「シリウスからきました」
 「いつからおいでですか」「80万年後の地球からです」等々。
 あれこれ考えると、そんな「星際色」豊かな日がいつかくるかもしれない。
 宇宙のどこかにメスクリン人がいてもおかしくないだろうと思う。知性のある生命が二足歩行動物だけとは限らない。
 さて、ついこの間、豆をまいたかと思うと、今度はひな祭りと季節は次々と動いていく。SFの傑作・名作を再読し、未来や過去を考えることはいいことだと思う。
今月はこの辺で。
             (2019・2・16)




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No.451 (Web版101号)1

ルーナティック32号の原稿募集のお知らせ


ルーナティック31号の発行から時間が経ってしまいましたが、2020年夏あたりの発行を目指してルーナティック32号の準備に入りたいと思います。
どういった特集記事が良いのか、皆様の声をお聞かせください。
できれば4月くらいまでにお願いします。
宛先は、PM編集部か、もしくはメールで
cbf06066.cap.y@nifty.com まで。

もちろん、特集以外の創作、評論、翻訳等の原稿も広く募集します。
長い原稿を予定されている方は、事前に内容やおおよその分量を、PM編集部に連絡していただけるとありがたいです。
締め切りは来年の春、3月末くらいを考えています。
原稿の宛先はPM編集部かメールで
cbf06066.cap.y@nifty.com まで。


                                       ***************************************

(ルーナティック32号編集部)

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No.450 (Web版100号)3

さよならヨコジュン先生!横田順彌を偲ぶ

中村達彦

1月から大河ドラマ「いだてん東京オリムピック噺(ばなし)」がスタートした。今度の大河ドラマは、オリンピックをテーマに明治末と昭和中期それぞれの時代を描く意欲作である。
 前半の主人公、マラソンランナーの金栗四三を主人公にした明治末の話には、日本初のSF作家押川春浪(おしかわしゅんろう)が中心となったバンカラのスポーツ振興集団天狗倶楽部(てんぐくらぶ)が絡んでいる。
 その型破りさは、第1話から劇中で語られており、また柔道の父であり、日本人のオリンピック参加に大きな影響を与えるレギュラーの嘉納治五郎を後押ししている。第3話ラストには、天狗倶楽部がいかに型破りであったか、現代の我々に現在も残る資料で解説されている。
 ドラマには、春浪も登場しているし、彼の親友で早稲田大学の野次将軍とその名を知られた吉岡信敬も姿を見せている。春浪が編集に関わった雑誌「冒険世界」も劇中に登場している。
 天狗倶楽部のメンバーもオリンピックに絡んでおり、今後しばらく金栗とのドラマで登場するはずだ。天狗倶楽部が大河ドラマのみならず歴史ドラマに登場したのは、本作が初めてであるはずだ。
 私が天狗倶楽部を初めて知ったのは、横田順彌(よこたじゅんや)の小説「火星人類の逆襲」(1988年刊行)である。明治末期の帝都東京に、かつてイギリスを襲った火星人が攻めてくる。日本の危機、押川春浪と天狗倶楽部の面々が迎え撃つ。
 また横田は、同書の少し前に會津信吾との共著で「快男児押川春浪」なるドキュメントを発表し、日本SF大賞を受賞している。
 同作の後も、横田は明治時代を舞台にした創作や研究を多数続けており、その中で天狗倶楽部を盛んに取り上げてきた。複数の出版社を通しており、一種のライフワークと言っても良い。
 もう1人の主人公で、鵜沢龍岳を登場させた別の明治SFシリーズもあり、春浪や天狗倶楽部はそちらでも登場し、龍岳の頼もしい協力者として活躍している。
 私はドラマを観ながら、横田を思い浮かべた。
 最近、氏は病になりがちで、著作は御無沙汰しているが、元気で「いだてん」を観て、春浪や天狗倶楽部が実写化された姿に感銘を受けていると思っていたが。
 しかし、第2話の後、手に取った新聞にて、今年の1月4日に病気で亡くなったとの訃報を知る。73歳の死。
 せめて、あと1ヶ月、長生きしていればと、残念に思えてならない。
 自分に影響を与えた人が、次々に亡くなっているが、新たに1人鬼籍に加わった。
 横田順彌は1945年に生まれた。ヨコジュンの愛称で慕われている。
 幼い時にSFを知り、法政大学の落語研究会に身を置きながら、有名なSFサークルの1の日会で活動した。横田をモデルにしたキャラクターが平井和正による「超革命的中学生集団」に登場している程である。
 その後、自身の手でSFファンジンを発行したり、独自の活動を続けてきた。
 このあたりは自伝の「横田順彌のハチャハチャ青春期」に詳しく書かれている。同書は2001年に東京書籍から発表されたが、落語研究会の活動や1の日会のこと、就職について、自分の創作や、大御所小松左京らSF仲間たちと付き合いについて、詳しく記されている。
 70年代に入ってから、創作でデビューを果たすが、当初は、落語の影響もあって、ハチャメチャな駄洒落を飛ばしたSFが中心となる。
 学生時代に押川春浪の「海底軍艦」を読んだのがきっかけで、以後、海外SFに力を入れる他のSF仲間とは一線を画し、古くからの日本の古典SFの収集研究にも力を入れてきた。
 それはSFマガジン誌上で「日本SFこてん古典」として連載され、好評を博し、単行本化されている。全3巻、日本のSFを知る上で貴重な研究であり、高い評価を得ている。
 その後、80年代後半から本格的に明治SFの創作に取りかかるが、併せて古書収集、明治研究家の顔を併せ持ち、それを題材にした作品作り、加えてSFの入門書の編集も行い、日本SFの興隆に一役買った。
 作品は、ハチャメチャな内容に笑ったが、明治SFについては当時の空気が出ており、考証や落ちの付け方についても工夫し、読後、読者にちょっと考えさせる余韻を与えている。明治時代を生きる人の息遣いが伝わってくる。
 横田は、日本SF大賞を受賞したり、95年に発表した「百年前の二十世紀 明治・大正の未来予測」が同年の高校課題図書に選ばれたりしている。しかし、著作は多いとは言え、全てが正しい評価を受けているとは言い難い。
 「火星人類の逆襲」は映像化の企画があったが実現に至っていない。鵜沢龍岳を主人公とするシリーズは、NHKの時代劇でドラマ化されても成り立つ内容である。
 作品が読継がれること、再評価されることを希望したい。そして横田の死はショックであるが、ありったけの感謝を込めて送り出したい。
 加えて、死後の春浪や天狗倶楽部をはじめ、親しい人たちとの対面を祈りたい。

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