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No.350 (Web版0号)1

「TAKUMI SHIBANOは我々を置き去りにして逝ってしまった」

 中嶋康年

このいささかショッキングな題は、スペインのSFサイト「BEM online」

http://www.bemonline.com/portal/index.php/noticias-mainmenu-2/1115-nos-deja-takumi-shibano

に載ったものです。記事自体はアメリカのLOCUS

http://www.locusmag.com/News/2010/01/takumi-shibano-1926-2010.html

からの翻訳ですが、この題は「BEM online」が独自につけたものです。この大きな取り上げように驚いて、コメントをつけたら、追悼文を書いてくれとの依頼がありましたので、取り急ぎ短文をしたためました。私が柴野さんと初めて会った「SFクリスマス」から、全国の地方コンベンションによく参加して、ファンとの交流を大切にしていたこと、スペインの絡みから言えば、柴野さんが通信員を務めていたスペインのSF雑誌「ヌエバ・ディメンシオン」を送っていただいたものなどを書きつづったもので、昔の写真をひっくり返して見つけた「SF文化の日」の様子と一緒に、掲載されました。英語圏だけではなく、このようにスペイン語圏にまで大きく取り上げられた柴野さんは、確実に「世界のSHIBANO」であったのです。ご冥福をお祈りします。

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