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No.356 (Web版6号)2

ラッチャング制作日誌                       

新村佳三

「空飛べFSM」

ここ、静岡県で来年SF大会が開催されるわけであるから、何かしら行動を起こさなければならない。

そういうわけで、静岡県を舞台にした特撮映画的な動きが最も望まれると確信した我々は、準備を怠りない。

かくして、一連の御前崎でのロケハン的活動などの表立った動きの今日この頃であったのだが。

タイトル的には「大怪獣的激突・宇宙怪獣イカデイーラ 対 地元怪獣砂うなぎ」的な物なのだが・・・

イカといえばちょうど良い具合に、今、世間では「侵略!イカ娘」なるテレビ番組が深夜帯を席巻しているというではないか。何でも、深海からイカの身体能力を身につけた「イカ娘」と称するミュータント的な生命体が人類に挑戦するという、なんというか刺激的なストーリーだ。

なんともタイミング的に喜ばしいことだ。これも恒日頃の我々の心がけの良さの反映というべきだろう。

とはいえ、何かしらインパクト的にもう一押しあった方が良かろうという気も無いではない。
そんなある日のこと。私はナゴヤ方面の大きな地方コンベンションであるダイナコンの小さい版のちいなこんに参加した。その場では様々な人たちが、ありとあらゆる話題について夜遅くまでディスカッションを繰り広げていた。

そんな中の一人が「イスラム教、キリスト教の原理主義者には困ったものだ。私は彼らに対抗すべく、ほら、こうして『空飛ぶスパゲッティー・モンスター教』のバッジを付けて・・」
そうだ、「空飛ぶスパゲッティー・モンスター」だ。その手があった!

宇宙怪獣イカデイーラは触手系怪獣、空飛ぶスパゲッティー・モンスターも触手系。はじめにイカデイーラをみるのが、偶々、教徒だとしたら、空飛ぶスパゲッティー・モンスター(以下FSMと略)と間違えても決して不思議ではない。

宗教絡みは今時のお約束。これで我々の映画の成功も約束されたようなもの。

なんともナイスな。

世界初の宗教戦争(怪獣も出るよ)映画をお楽しみだ。

                               つづく


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