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No.358 (Web版8号)2

 最近読んだマンガの事などいろいろ

 by 渡辺 ユリア

 皆様、今日は。そして新年おめでとうございます。まず、マンガの話。梶尾真治原作、アサミ・マート画の “クロノス・ジョウンターの伝説”  クロノス、というのは時間を司る神の事。ジョウンター、は接続、接合という意味らしいです。4年くらい前に原作を読んだ事があります。あっさりした印象の表紙とそのタイトルに惹かれてその本を手に取ったのです。まず、読みやすかったです。梶尾さんが小説の素材によく使われているタイムマシンの出てくるロマンスの話であると思っています。そしてその小説を読んでいると心が暖かくなった事もあります。
 では、マンガのほう。アサミ・マートさんは月刊リュウで “木造迷宮” を連載されています。こちらのほうの絵柄とストーリーは、私はけっこう気にいっています。ふわっとしたペンタッチと絵柄と人と人との出会いや毎日の何気ない仕草が何故かあったかいのです。そして “クロノス〜” のマンガのほう。表紙を見てびっくり。この青年が主人公の吹原さんなんだ、と。 “木造迷宮”のほうでは、あんまり青年が出ていないので新鮮でした。そして花屋の店員の来美子さんは暖かい感じの素朴な若い女性という印象。主要な小道具のペンダントは、こうやって絵になると何と輝いてみえるでしょうか。そしてクロノス・ジョウンターの装置が絵になって私たちの前に出た事によって絵というのはすごい力があるものだ、と思いました。
 次に連載中の “テガミバチ” 浅田弘幸 作。これはファンタジーと最初に思っていたら、何やらその作品世界は複雑になっていきました。人工太陽、飛行船、精霊琥珀、心弾など。次第にSFっぽくなっていったと思います。琥珀、というのは地球でも何らかの昆虫が石や岩の中に入りこんで、それが変化して宝石になるようです。そして “テガミバチ”の世界の人々は悲惨だな、と思っています。次回が待ち遠しい物語です。

 ところでルーナティックの特集の事ですが、エドモント・ハミルトン特集をしてはどうでしょうか。図書館で奇想コレクションの短編集 “フェッセンデンの宇宙” を借りてきているので、ひとつひとつの短編について感想を書きたいと思っています。

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