No.378 (Web版28号)3
小松左京先生の短編集についてあれこれ
by 渡辺 ユリア
皆様、今日は。私は小松先生の本を図書館で捜していて、長編は読むのに時間がかかる事から、短編集を借りました。“コップ一杯の戦争”です。初期のショートショート集です。この本の解説を柴野拓美先生が書かれています。
そして児童書では “青い宇宙の冒険” と “空中都市008” と “宇宙人のしゅくだい” を見つけました。私は “宇宙人のしゅくだい” を借りました。この本は講談社の “青い鳥文庫” の中の一冊。表紙や挿絵が線が太く、親しみやすい絵柄です。この本の解説は石橋喬司先生で、子供たちに、小松先生はこういう作家さんだよ・・という感じで書かれています。そして小松先生が本当に子供が好きです・・と書かれているのです。そこのところを抜粋してみます。
・ ・小松左京は本当に子どもがすきです。なぜすきかというと、生まれつきやさしくてなみだもろいせいもあるでしょうが、それ以上に、子どもこそ人類の未来をになうカギだからです。おとなはやがて子どもにバトンタッチをして、この地球の明日をまかせなければなりません。小説や評論でたえず人類とその文明のゆくえを考え続けている小松左京にとって、子どもによせる期待がひじょうに大きいのは当然でしょう。ユーモアとすなおさ、他人へのあたたかい思いやりと責任感、やわらかい心。それらをいつまでも失わず人生のあらゆる事に強い好奇心をもやしてほしい・・小松左京の作品は、みなさんにそう訴え続けているのです。・・・
この本の中の作品はユーモアがあって、そしてじっくり考えてほしい、という作品が多いです。作品の感想はルーナティックに送る予定です。
では、この辺で。
yullia 2012.11.25
| 固定リンク
コメント