No.382 (Web版32号)1
SF essay (197回)
川瀬広保
朝日新聞を34年ぐらい購読しているが、まず最初に見るところは、天気予報欄の浜松と名古屋の気温だ。次は、連載まんがの「ののちゃん」である。あとは、一面から始まって、見出しを追うぐらいであるが、時々面白い記事に出会うことがある。
最近では、第一面に大見出しで「腰痛 2800万人」「40〜60代は4割悩む」「ストレス一因・安静より運動」と出ていたので、思わず目が覚めた。
私の最近の悩みのひとつがまさしく腰痛だからである。これによると、腰痛治療のお勧めで、強く推奨されるのは、「ストレッチなどの運動」の他に「考え方の偏りを直し、行動の仕方を変える認知行動療法」とあった。
さて、みなさんは腰痛ありますか?
考え方を直し、行動の仕方を変えればいいのか?しかし、歳をとると、どうやって変えればいいのか?
そこで、まず、この「SFエッセイ」の話題もSFに関するものでなければならないと規定せず、腰痛の話題も出していけば、もしかしたら腰痛が消えるかな?
さて、3月26日の社会面には、思わずうれしくなる記事が載っていた。それは、「君の、僕の、1億人のドラえもん」という記事である。
1980年から公開されている「映画ドラえもん」シリーズの観客数が、1億人を超えたのだそうだ。「ゴジラ」や「男はつらいよ」を上回ったという。これは、ドラえもんファンの私としては、慶賀すべきことで、誠に望ましく、うれしい記事である。ドラえもんに国民栄誉賞をあげてもいいと思う。ドラえもんはそれより、どら焼き食べ放題の方を望むだろうが。
1980年、今から33年前、映画館へ行ったかどうか、もう覚えていない。その後、子どもを連れて何回か、「ドラえもん」を見に行ったことはある。
記事によると、藤子・F・不二雄の妻の藤本正子さんは「・・・幸せね。ドラえもんは・・・」とコメントしているそうだ。あの世でも、作者、藤子・F・不二雄さんは喜んでおられることだろう。
これだけの国民的アイドルは、漫画とはいえ、他に類を見ないのではないだろうか?何でもできる、子どもにとっては保護者的な、大人にとっても夢のあるドラえもんが一番だろう。
「ののちゃん」は時々、朝から笑わせてくれる。2013年3月26日の朝刊は、腰痛、ののちゃん、ドラえもんの三つの記事で、はっきり目が覚めた。久しぶりのことだった。
さて、パンスターズ彗星である。残念ながら、私はまだ見ていない。高度10度程度、春がすみにかかって、20倍の双眼鏡でも見えなかった。もうすでに写真にとっている人もいるが、まだまだ技術と忍耐・体力が足りなくて、見ていない。
4月に入ると、朝方に回って高度も上がってくるというから、もう少し努力してみたい。百武彗星の時は、写真を撮ったのだが。
11月のアイソン彗星に期待しよう。
(2013・4・2)
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