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2013年12月

No.388 (Web版38号)2

SF essay (208回)

川瀬広保

吾妻ひでお「失踪日記2 アル中病棟」

 何を書こうか?
今年の夏は猛暑が続き、台風や洪水などの気象異変が多かった。
そうこうしているうちに、もう秋分の日も過ぎて、急に寒くなってきた。
これを書いている10月15日、外は雨、今夕から雨風が激しくなってきそうだ。10年に一度の大きな台風だという。

 さて、吾妻ひでおの8年ぶりの大作「失踪日記2 アル中病棟」がとうとう出た。ネットで知って、さっそく注文したが入手するまで少し時間がかかった。それほど人気があったのだろうか。
 私の好きな漫画家は、まず手塚治虫、次に藤子・F・不二雄、そして藤子不二雄A、さらに、いしいひさいち、そして吾妻ひでおも好きである。
 水木しげるは「ゲゲゲの女房」で一世を風靡した。
 吾妻ひでおは、昔、SFマガジンにも載っていたし、「不条理日記」などはこんな画風や内容の漫画もあるのかと思った。
 TOKONでだったか、すごい人垣ができていて、「これは何ですか」とそばの人に聞いたら「吾妻ひでおがいるんだよ」と教えてもらった。その人垣のすごさで、本人は見られなかったが、人気のすごさはよくわかった。
 前作の「失踪日記」もすごかったが、今度の作品もすごい!
アル中になるとどうなるか、またアル中病棟というところはどういうところかこれを読めばよくわかる。
 事実は小説より奇なり。ここには包み隠さず、事実が描かれているので、思わず二日で読み切った。
 「始め、人、酒を飲み、半ば、酒、酒を飲み、のち、酒、人を飲む」という有名な言葉があるが、本当に酒に飲まれないようにしたいですね。
 という私も、飲むことが多い。飲んでから、飲まなければよかったと後悔する。昔よりは、酒量は減っている。
 最後のページに、禁酒して1年たっても強力な飲酒欲求が出てくる様子が描かれている。禁酒を決意しても、多くの人が長続きしないわけがわかる気がする。
 酒におぼれるのではなく、趣味とかスポーツに打ち込むなどと言葉で言うのは、簡単だ。上手な飲酒を心がけなければならない。
 人類の三大嗜好は、タバコ、酒、コーヒー(?)だったと思う。最後は、お茶だったかも。
 この中で、タバコを吸う人はだいぶ減ったようだ。だが、アルコールに関しては、飲む人が多い。まったくアルコールは受け付けないんですよという体質の人も中にはいるが。
 この作品は今酒を飲んでいる人も、飲まないが家族に飲む人がいる人などに、一読してほしい問題作です。
 ほとんどの人にお勧めします。

 2013年も10月の半ば過ぎ。
連日のように、テレビなどで気象異変が伝えられている。もっとも遅い夏日を東京で10月の真ん中で、記録したそうだ。
 10月に熱中症にならないようにと言っている。そうかと思えば、10年に一度の超強力な台風が襲来して、伊豆半島ではその直撃を受けて、大変なことになっている。異常気象ではないという年はなかったと思う。
 必ず、毎年毎年、「今年は異常気象だ」と言ってきた。だが、それにしても今年2013年はおかしい。
 これ以上、おかしなことにならないことを祈ります。自然も人間の心も。

                  (2013・10・17)

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