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No.393 (Web版43号)1

SF essay (213回)

川瀬広保

 本を買うのはやめられない。読まないままになるとわかっていてもやめられない。ほしい本はあるのだが、値段が高くてなかなか手が出ないものも多い。
 その一つは岩波書店「世界人名大辞典」。28000円もする。
また、もうひとつは新潮社「プラネット・フォールー惑星着陸ー」(マイケル・ベンソン)で7350円だ。
 一方、早川や創元の文庫本などの新刊でこれはと思ったものは、やはり買ってしまう。読まないままになってしまうことが多いのだが。
 最近のそうした新刊を列挙してみると、
 「宇宙のランデブー 改訳決定版」
 「道を視る少年」(上)(下)(まだ、買っていない)
 「ブラインド・サイト」(上)(下)
 などである。

 こうして本はたまりにたまって家を占領している。家に人間がいるのか、本が「いる」のかわからない。たぶん、本がいるのだろう。
 だが、もし本がなかったら、テレビのニュースを見ているだけになってしまう。これはと思う本にはなかなか出会わないのだが、著者やタイトルなどを見て、買ってしまうんだよなあ。
 みなさんはどうですか。

 さて、最近見た映画の一言感想です。

「ワールド・ウオーZ」2013年

 これはゾンビ映画ですね。例によって最近はゾンビ映画が多い。謎のウィルスが蔓延する。なんか今までにいろいろあったこうした映画のバリエーションなのかなと思った。
人間は感染するが、ゾンビは不死だというわけだ。見せ場は多い。最後は主人公の自己犠牲で終る。
 ゾンビにも弱点はあったという他にもこれと似た映画もあったような終りかただった。
 私の採点は、4点。

マン・オブ・スティール

 スーパーマンの故郷、クリプトン星の話から始まる。
これは、もとの「スーパーマン」の裏話かな。面白いには面白いし、画面から目が離せない。
 クラークつまり、カルエルがなかなか活躍しないのに、少しいらいらする。
やっとカルエルが活躍し始める後半の活劇は、以前のスーパーマンシリーズ以上のすごさがある。

 故郷のクリプトン星をとるか、地球をとるかでカルエルは迷ったが、地球をとったのでした。
 面白かったので、5点。

アフター・アース

2013年映画。
父と息子の話です。
人間のいなくなった地球が舞台。
なんかあまり面白くないなあと思って見ていたら、どうしてこうなってしまったのかというこの映画の設定説明があまりないのだ。
「これはSF?」と思ってしまう。
なぜ、人間がいなくなったかの説明がないし、地球人はほかの惑星へ行ったらしいが、そのあたりの一画面もない。よくわからない映画だった。
とにかく、父と息子の成長の話らしい。

3・5点。

 さて、現実の社会では、STAP細胞とか2025年に人類火星移住計画などというかつて、SFの世界でしかなかったようなことが起きています。不老不死とまではいかなくても、寿命は少しずつ伸びることは間違いないでしょう。科学や医学の恩恵に、全員があずかるというわけには簡単にはいかないでしょうが、いつの時代になっても夢は持ち続けなくてはいけませんね!
 ソチの冬季オリンピックは普段、スポーツニュースには疎い私でさえ、特に沙羅ちゃんと真央ちゃんの演技は一生懸命見ましたから、やはり国境を越えて、スポーツには人を動かすものがありますね。
 もう3月です。寒さも一段落するでしょう。雪の被害とは無縁の浜松に住む人たちは幸せと言えるのかもしれません。
 「SFエッセイ」とはいえ、雑談のような文になってしまいました。
                   (2014・2・28)

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