No.401 (Web版51号)2
きの ひなた
木野 陽 さんの『動く街ー冬のおまつりー』と『飛ぶ東京』という本を知っていますか?
by 渡辺ユリア
『飛ぶ東京』この個人誌は、去年の9月のコミティア名古屋でみつけました。東京コミティアの販売コーナーで、その表紙の絵に私は目を止めました。何と言っても、東京の街のビル群が地面ごと浮き上がっているという表紙。東京タワーも浮いています。
そう、まるで『天空の城ラピュタ』みたい。または井上直之氏の浮き上がった岩山の絵を連想しました。井上氏の絵は展覧会で見たことがあります。
『飛ぶ東京』は、読んでいると、浮き上がっているだけではなく、高く低く、右へ左へと飛んでいる…という感じです。ある日、突然、地面ごと建物が浮き上がってしまった東京、人々は東京からはなれ、ひっこしている人が多い。一人の少女の家も浮いている。少女はその風景を見ながら、アパートでくらしている。そして…少年と少女の物語。
『動く街ー冬のおまつりー』は、一ヶ月に一度、その街は夜のうちにひっこすという。大きなスイカぐらいの大きさのランプを家の前にかざり、人々はその夜を向かえる。一転づつ。
この本は7月の『なつこん』のディーラーズルームで見つけました。作者の木野陽さんがいらっしゃいました。
では、このへんで
2014.10.23 yullia
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