No.399 (Web版49号)1
SF essay(219回)
川瀬広保
今月は特に書くことはない。
本当はSFの新刊の多くに目を通して、批評すればよいのだろうが、批評家でも編集者でもないただのファンだから、そこまではなかなかいかない。買ったけれど、あとがきを読んでそのままという本も多い。
最近はフィリップ・K・ディックの見直しらしく、早川からディック本がやたらと出ている。
今度、『宇宙の眼』がウン十年ぶりに復刊されるようだ。最近の私のSFの話題といえば、この『宇宙の眼』である。今はこの久しぶりの復刊を少し楽しみに待っている。
さて、SFの話題がないからといって、この「SFエッセイ」を休載すればいいのかというとそうも思わない。新聞もニュースがないからといって、白紙のままにはしない。このPMも同様でしょう。
そんなわけで、雑文を書き連ねてみることにします。
最近、大雨による土砂災害などのニュースが多い。大気が常に不安定なようだ。広島の土砂災害の惨状をテレビで見ると、決して浜松だけ安心とは言えない。
日本は、台風や地震、津波、そして大雨による土砂災害がひっきりなしに起こっている災害国だ。
備えあれば憂いなしというが、備えていても、大きな災害がくれば、ひとたまりもない。
それに、なかなか備えられない。それでも、災害に備えなければいけない。
「花子とアン」は近年、珍しくはまった連ドラだ。毎日、見ている。時代は昭和に入り、昔懐かしいラジオも出てきた。村岡花子という人は、やさしい言葉で訳すことができた人で、またやさしい言葉で子どもに語り掛けることができた人だったということが最近の回でよくわかった。
また、「おとう」は白髪交じりになってきたし、「おかあ」も歳をとってきた。この物語はいろいろなことを考えさせてくれる。
ドラえもんの3D映画も見てみたい。テレビでちらちら映る予告版3D『STAND BY MEドラえもん』を見ると、漫画に慣れ親しんだドラえもんファンとしては違和感があるのも事実だ。アメリカでは、ジャイアンがビッグジーになっているとのことだが、それとはまったく関係なく我が家には「ビッグジー」という子猫がいる。こちらは大きくて、灰色だったからそういう名前を付けた。
今月号のSFMを見たら、ちょっと驚いた。表紙絵?のことである。AKBにちなんで、PKDだそうだ。表紙絵?の女の子も、SFM表紙絵史上、初のことだと編集後記にも書いてある。
さて、最近、夏休みというものは、私にはまったく関係ない。昔は、夏休みを楽しみにしていたものだったが。
来月は、もっと「SFエッセイ」らしくしたいと思っています。
(2014・8・26)
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