No.409 (Web版59号)1
『河童の三平』についてあれこれ
by 渡辺ユリア
8月29日からの今年の日本SF大会“米魂”に行く予定です。
米子市です。そして8月31日には、少し足を延ばして水木しげる先生の故郷の境港に行くつもりです。
そこで、図書館から『河童の三平(貸本まんが復刻版)』を借りて読みました。上中下の三冊あります。“…本書は1961年から1962年にかけて兎月書房(とげつしょぼう)から刊行された貸本版「河童の三平」全八巻を三分冊にしたものです…”と本の後ろのほうに記入されています。そしてこちらの復刻版は、角川書店から平成23年4月25日に初版発行と奥付けに書かれています。
さて、内容です。山の奥のそのまた奥に、おじいさんと二人ぐらしの三平という名の小学校一年生の少年がいました。彼は学校に行くと「河童」「河童」とバカにされました。ある日、学校から帰ると小舟に乗って遊んでいました。そのうち眠くなって寝てしまいました。舟は川の奥へ奥へと流されて…。その時、川から二人の河童が現われて、三平を仲間とまちがえて、河童の国へと連れてゆきました。その後、おじいさんの魂をあの世へ連れていこうとする死神や三平にいたずらする子ダヌキなど出てきます。
読んでいるとテンポ良いし、怖いけどずーっとこのマンガの世界に入りこんでしまうこともありました。草の根のシーンとか草の夜露を集めるシーンとかスイカ畑のシーンとか。そして、どこかのどかな雰囲気が良いですね。では、この辺で
2015.8.19 yullia
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