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No.410 (Web版60号)1

第54回日本SF大会“米魂”アフターレポート

by 渡辺ユリア

 8月29日〜30日に鳥取県の米子市でひらかれた“米魂”。まず29日AM8:05発のやくも3号に岡山から乗りました。私のとなりの席には、大きなスーツケースを持った女性の方がいらっしゃいました。私よりも15才ほど若い方でしょう。“ひょっとしたら…”と思いました。電車は出発して、ほどなくして、その方が話しかけて来ました。「ひょっとしたら目的地は同じでしょうか?」と。「えっ、米子の米魂ですか?」と私は答えました。それからは、その方とSFやファンタジーや小松左京さんの本のことなどいっぱい話しました。楽しかったです。
 そして米子駅に着いて(AM10:15ごろです)5分ほどで目的地のビッグ・シップのロビーに行きました。まず受付けで配布物をもらい、となりの米子文化センターに行き、2Fの『小さなお茶会〜梶尾真治先生』の予約をしました。その後、ディーラーズルームで新村さんと会って、私もスペースをセッティングしました。12:30〜14:00まで『小さなお茶会』に行きました。
『クロノス・ジョウンターの伝説』の舞台をみて先生の小説も読んで、ファンになった方がみえました。私も舞台をみてみたいと思いました。エマノンの話とか児童書の“妖怪スタジアム”の話などもありました。
その後は再びディーラーズルームでとなりのスペースの方と話したり、まわりの原画を見たりしました。
16:30〜18:00まで星雲賞授賞式に行きました。自由部門で受賞した「アオイホノオ」の原作の島本和彦氏のビデオレターのコメントが面白かったです。受賞式の壇上には、作画監督の一本木蛮先生が上がられました。和服で金髪で明るい方、という印象です。コミック部門の作者 石川雅之氏のコメントを司会の方が読み上げられました。「…これで『もやしもん』はSFマンガです、と胸をはって言うことができます…」と。
2日目の30日、AM9:30~11:00『はやぶさやロシア隕石から見えてきた太陽系の姿』の分科会に行きました。お話をされていたのは、鳥取県の三朝温泉の近くにある研究所の研究者の方で、地球内と地球外の岩石の分析研究から、太陽系の天体(小惑星や惑星)の全体の成り立ちなどの研究をされている機関だそうです。『はやぶさ』が持ち返った小粒を電子顕微鏡でうつした写真も公開されました。つづきは、次号で
                 2015.9.17 by 渡辺ユリア

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