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2016年2月

No.414 (Web版64号)3

ルーナティック31号の原稿募集のお知らせ

ルーナティック30号の発行から時間が経ってしまいましたが、2016年発行予定のルーナティック31号の発行に向けての準備に入りたいと思います。
「どういった特集記事が良いのか、皆様の声をお聞かせください。」 と以前、ご意見を募集したところ
「マンガ特集はどうでしょうか?古い(というか)作品から新作までの中から年代別に好きな作品をピックアップして、コメントを書いてもらう・・とかどうでしょうか」 というご意見をいただきました。
SF漫画もかなりの数の作品がありますし、次号の特集はマンガ特集にしようと思います。
「作品から新作までの中から年代別に好きな作品をピックアップして、コメントを書いてもらう」
という手法もいいですし、それ以外の手法、書き方でも構いません。 皆様の原稿をお待ちしています。

もちろん、特集以外の創作、評論、翻訳等の原稿も広く募集します。
長い原稿を予定されている方は、事前に内容やおおよその分量を、PM編集部か東海SFの会ホームページ
http://homepege3.nifty.com/tokaisfnokai/
の掲示板に連絡していただけるとありがたいです。
締め切りは来年の春、3月末くらいを考えています。来年の夏あたりの発行を目標にしています。
原稿の宛先はPM編集部かメールで
cbf06066.cap.y@nifty.com
 まで。

31号が発行される頃には、そろそろ会の結成から50周年近くなります。記念になるような豪華な本になるといいですね。 
                                       ***************************************(ルーナティック31号編集部)

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No.414 (Web版64号)2

SF essay(233回)

川瀬広保

水木しげる逝去

 水木しげるの死去の報に接した。11月30日、テレビを見ていたら、速報が流れた。93歳だったという。水木しげるの名前は昔から知っていたが、NHKの朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」を見始めてから、漫画を集めた。
 朝日新聞の訃報ニュースの取り扱いは大きかった。第一面に大きく出ていたし、社会面にも大きく出ていた。星新一のときは、第一面に出たが、今回ほどではなかったし、小松左京の時は、社会面だけだったし、クラークの時も、社会面だけだった。いかに水木しげるの漫画と水木しげる自身が愛されていたかがわかる。NHKほかのテレビメディアも大きく取り扱っていた。

 われわれ目に見えるこの世に生きている人間が、何かうまくいかないことが多い。そうしたときに、目に見えないものの代表である妖怪などが、われわれに関わっているのだという考え方に、思わず興味を持ってしまう。この世は目に見えるものだけで成り立っているわけではないということは、歳をとるとみんな思うことだが、やはり、目に見えて初めて信じる。ニュートリノも目には見えないし、ウィルスも見えない。木星の衛星も肉眼では見えない。ましてや、霊や魂や心は見えない。愛も友情も見えない。しかし、目に見えないものがあると思わなければ、説明できないようなことが多いのではないだろうか。そんな分野に光を当てて、水木しげるは膨大な漫画を描き続けたのだろうと思っている。水木しげるの幸福の7か条というのがあって、その中に、「目に見えないものを信じる」というのがあるそうだ。
 妖怪というこの科学の時代に受け入れられないようなものを、テーマにして描き続けたのだ。目に見えないものこそ、大事にしていかなければいけない。

 私は漫画家としては、手塚治虫、藤子・F・不二雄、藤子不二雄Aが好きだが、水木しげるの漫画も好きだ。藤子不二雄Aは、ニュースによると、歳のせいか、休筆するという。漫画家には、定年がない。そんな中にあって、長く現役漫画家として活躍された水木しげる氏のご冥福を祈りたい。

 さて、はやぶさ2が地球に最接近して、スイングバイ航法でまた、小惑星「竜宮」をめざす。
探査機「あかつき」は金星の軌道についに投入できた。最初の失敗から、5年をかけての成功である。日本人の粘り強さが評価される。ノーベル賞の二氏も素晴らしい受賞内容だ。
 特に、大村教授のあくまでも謙遜した言動・行動にひかれた。80歳なのだが、「とりあえず81歳まで生きたい」とか、異例の「ノーベルの墓参り」をしたいと言い、墓参をしてきたとか、賞は「微生物にあげたらいい」などの言葉が印象に残っている。


 もう、今年も終わりだ。いったいこの一年何をしてきたのだろうと自問している。今年は、気候が極端におかしかったし、テロが横行した。貧困の差は明らかだ。それらはまだまだ続くだろう。
 新聞やテレビを毎日見ていると、現実に引き戻される。明るく、楽しい未来を描くSFは現れないのだろうか。
                     (2015・12・25)

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No.414 (Web版64号)1

「はるこん」は、日本で二回目のワールドコンを目指しているSFファンが主催するコンベンションです。 国、世代、ジャンルを超えた交流を、SFを通じて世界に広げていくことが主催テーマです。2010年の春から開催し、年に一度、海外と国内より一人づつゲスト・オブ・オナーを招いて2日間、様々な企画を行っています。

            はるこん2016 開催概要

会期
2016年4月16日(土)〜 17日(日)

会場
静岡県総合コンベンション施設 プラサ ヴェルデ
静岡県 沼津駅 北口から徒歩3分
            ホームページ http://www.plazaverde.jp/
参加料金
一般:10,000円 (2015年4月4日まで)
学生:  3,000円 (25歳までの方に限ります)
小学生以下:無料(同伴者が必要です)   

ゲスト・オブ・オナー
・アン・レッキー氏
1966生まれ。アメリカの作家。SFとファンタジーの編集者でもある。
2013年に発表されたデビュー作『叛逆航路』で一躍有名に。2014年にヒューゴ賞の長編部門ならびに、ネビュラ賞、アーサー・C・クラーク賞、BSFA賞を受賞。また、続編であるAncillary Swordで、2015年のローカス賞を受賞。日本では、待望の『叛逆航路』が2015年11月に東京創元社より出版された。
【代表作】『叛逆航路』創元SF文庫 2015年11月(東京創元社)

・環 望氏

主催
はるこん実行委員会

同時開催
レトロ・ゲーム・アラカルト
presented by Mintomo(株)、OBSLive、『ドルアーガの塔』研究室、NPOゲーム保存協会

参加申し込みは、はるこんホームページまで
http://www.hal-con.net/ja

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No.413 (Web版63号)3

ルーナティック31号の原稿募集のお知らせ

ルーナティック30号の発行から時間が経ってしまいましたが、2016年発行予定のルーナティック31号の発行に向けての準備に入りたいと思います。
「どういった特集記事が良いのか、皆様の声をお聞かせください。」 と以前、ご意見を募集したところ
「マンガ特集はどうでしょうか?古い(というか)作品から新作までの中から年代別に好きな作品をピックアップして、コメントを書いてもらう・・とかどうでしょうか」 というご意見をいただきました。
SF漫画もかなりの数の作品がありますし、次号の特集はマンガ特集にしようと思います。
「作品から新作までの中から年代別に好きな作品をピックアップして、コメントを書いてもらう」
という手法もいいですし、それ以外の手法、書き方でも構いません。 皆様の原稿をお待ちしています。

もちろん、特集以外の創作、評論、翻訳等の原稿も広く募集します。
長い原稿を予定されている方は、事前に内容やおおよその分量を、PM編集部か東海SFの会ホームページ
http://homepege3.nifty.com/tokaisfnokai/
の掲示板に連絡していただけるとありがたいです。
締め切りは来年の春、3月末くらいを考えています。来年の夏あたりの発行を目標にしています。
原稿の宛先はPM編集部かメールで
cbf06066.cap.y@nifty.com
 まで。

31号が発行される頃には、そろそろ会の結成から50周年近くなります。記念になるような豪華な本になるといいですね。 
                                       ***************************************(ルーナティック31号編集部)

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