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2017年1月

No.425 (Web版75号)3

SF essay(244回)

川瀬広保

 もう12月も終わりだ。一年過ぎるのは、お決まりの文句だが、実に早い。地球が太陽の周りをたった、一回、回っただけなのに・・・。80回かせいぜい100回も回れば、人間の寿命は尽きるのだ。人間とはなんと哀れな小さな存在かと思ってしまう。

 さて、ハヤカワ文庫SFの新刊に『ボロゴーブはミムジー』(伊藤典夫訳)が出ているのを見て、書店であとがきをちょっと立ち読みしたら、伊藤さんの出身地である浜松のことがたくさん書かれていたのが目を引いた。
 立ち読みから、進歩して買ってきた。さっそく、巻末から読み始める。伊藤典夫さんの青春時代がよみがえる。中でも、レイモンド・F・ジョーンズの名前には私も大いに思い入れがある。『星雲から来た少年』の実に懐かしいタイトルが思い出に残っている。
 解説の最後には第二集の目次はもうできているとある。SF翻訳家としては、私にとって浅倉久志、伊藤典夫の二大巨人しかないといってもいいくらいだ。もちろん、他にもたくさんのSFにかかわる翻訳家はいるのだが、浜松出身ということもあって、このお二人には強い影響を受けてきた。また、『伊藤典夫評論集』がいずれ国書刊行会から出る予定になっているのだそうだ。期待して待つようにしよう。
 SFには傑作を書く作家が目立つが、それを名訳と言われ、訳す翻訳家はどうしても陰に隠れがちだが、このお二人はレベルが違うと思う。ぜひ第二集や評論集も早く見たいものである。

 さて、この一年はどうであっただろうか。天候の異変はもう当たり前のようになっているが、アメリカの次期大統領の話題や韓国の大統領の弾劾を初め、人々の心が何かどこかわけのわからない方向へ向かっているように思う。小学校の英語が教科としてもうじき取り入れられるようになって、それを先取りするかのように幼稚園ぐらいから、英語を言い出す子どもが増え、日本人だかなんだかわからない新人類が増えるのではないかと危惧?している。

 お決まりだが、来年こそ酉年にあった良い年になりますように!

                      (2016・12・23)

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No.425 (Web版75号)2

My BESTS 2016
中嶋 康年

1「スパイダーバーズ」ダン・スロット ヴィレッジブックス

多元宇宙のスパイダーマンたちが一堂に会して「蜘蛛の眷属」を狙う一族に対抗するという話。いろいろなバージョンのスパイダーマンが出てくるのが楽しい。恋人のグウェン・ステーシー、伯父のベン、宿敵のドクター・オクトパス、ピーターの娘などがスパイダー能力を得て、スパイダーウーマン、スーペリアスパイダー、アルティメットスパイダーとして登場する。

2「シン・ゴジラ」庵野秀明

ここで私ごときがコメントしなくとも、いろいろなところで言い尽くされているので、2016年はこの映画が上映された年として記憶されるだろうと言うことにとどめておく。ほかにも、「君の名は。」「この世界の片隅に」など高く評価される日本映画が連続して公開された年でもあった。

3「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」ピーター・トライアス 早川書房

出版予告の時点から、どんな話になるんだと期待していたが、歴史改変SFとしても、戦争SFとしても素晴らしい。また、大森望が「同業者として、嫉妬と羨望を禁じ得ない」と解説した翻訳文体も調子が良く、訳語、登場人物のせりふ回しなどは絶品である。

4「東離劍遊紀Thunderbolt Fantasy 」王嘉祥/虚淵玄 アニメ放題

虚淵玄が一目見て「すごい」といって自分で脚本を書いた台湾の武侠人形劇。久し振りの武侠物語を久し振りの人形劇で堪能しました。「アニメ放題」とはソフトバンク契約者限定のアニメ配信サービス。

5「スーパーマンvsバットマン」ザック・スナイダー ワーナー・ブラザース

PM8月号にも書いたが、DCコミックスの映画戦略が本格化した一本。ワンダーウーマンが素晴らしい。

6「センス8」NETFLIX

ウォシャウスキー姉妹(「マトリックス」の兄弟監督が性転換して最初のTVシリーズ)の作品。性別も国籍も違う8人が共鳴しあい、空間を超えて同じ場所にいて話し合ったり、身体が入れ替わったりしてさまざまな危機を乗り越えてゆく。最初はわけがわからなかったが、次第につながりが見えてきてからは目が離せなくなる。

7「武則天」銀河チャンネル/SkyPerfecTV

中国のドラマ史上最高の視聴率を記録。日本では「則天武后」として知られる中国唯一の女帝の生涯を描いたドラマ。主演はウーロン茶CM、X-MENフューチャー&パストの中国トップ女優ファン・ビンビン(范冰冰)。全82話。

8「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」會川昇/水島精二 アニメ放題

「神化」という元号の昭和30年ごろの日本では、「超人」と呼ばれる超能力者、宇宙人、妖怪などが政府機関「超人課」に管理されようとしていた。この時代の史実を交えながら、軽妙洒脱に、ときに情感をこめてうまく描かれている。

9「パーソン・オブ・インタレスト」AXN/SkyPerfecTV

シーズン5で最終回を迎えた。人間個人を守ることを使命とした超絶人工知性「マシン」と、世界の実権掌握のためには犠牲を厭わない過酷な超絶人工知性「サマリタン」の闘いについに決着がつく。

10「スーパーガール」AXN/SkyPerfecTV

これもPM3月号に書いたので多くは語らないが、シーズン2を早く見たい。後半、フラッシュとの共演をする。
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昨年は映像作品とコミックスが多く、小説作品は1つとなってしまったが、面白かった小説作品を題名のみ記す。
汝、コンピュータの夢/文学会議/暗幕のゲルニカ/エンジェルメーカー/さよならロビンソンクルーソー/母になる石の礫で/宇宙探偵マグナス・リドルフ/ラスト・ウェイ・アウト/パンドラの少女/情熱のシーラ(順不同)








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No.425 (Web版75号)1

2016年を振り返って

by 渡辺ユリア

今日は。皆様に散って2016年はどんな年だったでしょうか?12月21日現在、私はけっこう旅行行ってました。台湾が2回、はるこんで沼津と伊豆長岡に行って(その時に熊本大震災がありました)。7月に「いせしまこん」で鳥羽に行って、8月には滋賀県の彦根城に行きました。びわ湖は広かったです。
「いせしまこん」の分科会「プログレッシヴ・ロックの部屋」でキース・エマーソン氏と冨田勲氏のコンサートの映像をみました。グレッグ・レイク氏も最近お亡くなりになりました。悲しいことです。ガンだったそうです
そして、冨田勲氏のことですが、いつかは冨田氏のコンサートの映像をTVで放映してくれないかしら…と思っていた所へ、12月17日(土)PM5:30からNHK
総合テレビで「NEXT〜未来のために」というタイトルで冨田氏が計画されていた初音ミクとバレエとオーケストラとの共演の物語「ドクター・コッペリア フューチャー 初音ミク」のコンサートを実現するために冨田氏たちのチームがどうやって努力してきたか…が描かれていました。演出家の人たち、バレエを踊る人たち、作曲の方達など。そして冨田氏のもとで助手をされていた方にスポットが当てられていました。実は曲の構成はラストの曲を残してほぼ完成されていました。ラストの曲を仕上げる前にスタッフの方たちと打ちあわせをしている間に、倒れて、そして急にお亡くなりになったそうです。それで助手の方が、いろいろためしながら曲をつくり、一度は不評だったので、曲を短かくして、そして創られました。そこでTVの画像はコンサートのシーンへと変化し、初音ミクとの共演の映像が流れました。けっこう感動的です。そしてラストの曲のシーンとなり、素敵な終り方でした。そこで番組は終わりましたが、その次にTV番組の告知がありました。そのコンサート「ドクター・コッペリア フューチャー 初音ミク」の完全版は、来年(2017年)の1月29日PM11:00からNHK BS2(衛星第2TV)で放映されるそうです。興味のある方は、ぜひみて下さい。

さあ、来年はどんな計画を立てましょうか。童話と小説を新作でひとつづつ完成したいと思っています。そして、はるコン2017と日本SF大会 ドンブラコンLLに参加すりうよていです。静岡市です。どなたかに会いたいですね。では
                    2016.12.21冬至 yullia

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No.424 (Web版74号)3

台湾ファンタジック紀行レポート

by 渡辺ユリア

10月20日(木)〜23日(日)に台湾旅行に行ってきました。二度めの台湾旅行でした。今回は台中市あたりを中心に回るバスツアーでした。
さて、10月20日、台湾の桃園国際空港に近づいた飛行機は、台風の影響で1回めも2回めも着陸できませんでした。その後「南のほうの高雄空港に行きます」と機長からのアナウンスが入り、南へと進路がかわりました。うーん、と思いましたが、高い位置から見下ろす台湾の山脈の姿は、キレイでした。そして無事高雄空港に着陸できたのでほっとしました。その後、空港で給油(燃料の)を行ない、約40分遅れ、そこを飛び立ちました。高雄市にもわりと高いビルがあることや、街を見ることができたので、私はわりと楽観的でした。そして再び桃園国際空港へと近づき、着陸態勢を飛行機はとりました。海岸の大きな風車は、回ってなかったので、強い風はないのでほっとしました。その後、無事に空港に飛行機は着陸しました。
さて、台北市のホテルに着いたのは、PM4:45ごろでした。そのホテルのフロントの方が日本語で話されていたのでほっとしました。そこで台北101(タイペイイーリンイー)の地下1Fの小籠包(ショウロンポー)のおいしい有名なお店の食事券をフロント係の人から買って、その後、地下鉄をつかって台北101に行きました。小籠包のディナーはとてもおいしかったです。ボリュームたっぷりでした。食事のあと、エレベーターに乗って、展望台の階に行きました。もう、すっかり夜になっていて、夜景はすっごくキレイでした。高いビルのあかりとか、大通りの街灯がずっとつづいているのもキレイでしたね。台北101は、世界第3位の高さですが、エレベーターの速さは世界第1位だそうです。ギネスにものっています。実はその展望台の上にも階段をあがると室外展望台があって、行ってみたのですが、風がすっごく強くて私は(軽いので)とばされそうになりました。(台風のあとの影きょうですね)
そして2日目、台中市へのバスツアーでした。お昼のあと、虹彩けん村という所に行きました。別名らくがき村。元軍人のおじいさんが、退役した後、やることがないので、じぶんの家にペンキで大きく絵を描いたのです。そうするとたのしくなって、となりの家や前の家にも絵を描いたそうです。それが評判になって映画のロケ地にもなって、旅行者が多くなったそうです。人の顔や動物やオバケや植物、みていると楽しくなってくるのです。赤、黄、オレンジ、緑、青などいろとりどりのペンキで描かれた家々。
その後、夕方には高美湿地へ行きました。台湾のウユニ湖と呼ばれて、晴れて、波のおだやかな日には、風景がうつるのです。その日は、曇ってましたが、少し風景うつってましたね。風車とか、湿地には、波のつくる波紋や小さなカニや小さな魚がとぶのがみえて、のどかな風景でした。そして3日目の夕方には、九份に行きました。台北からバスにのって、ちょうちんのともっている九份は、ちょっとふしぎなふんい気ありましたね。でも人が多かったです。両側のお店はにぎやかでした。食べあるきはたのしかったです。アニメの「千と千尋の神かくし」のモデルになったお店はよくみてきました。   では、このへんで
                  yullia 2016.11.16

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No.424 (Web版74号)2

SF essay(243回)

川瀬広保

 もう11月も終わりだ。暇なとき、時間が過ぎるのはゆっくりだが、忙しい時は速い。時間というのは、過ぎてしまえば、なぜこうも速いのだろう。
 そして、歳をとると暇なときばかりだ。そこで、朝からずっとテレビを見ることになるが、繰り返される同じコマーシャルに毒されてしまう。あわてて消音してみる。
 また、パソコンでニュースを追っても、関心がないものはどうでもいい。芸能人の誰が結婚したとか、離婚したとか。軽口をたたいた大臣が辞任させられそうだとか。次期アメリカ大統領候補者の中傷合戦はもう聞き飽きたが、どちらが勝つかやはり気になる。
 星新一訳、フレデリック・ブラウンの『さあ、気違いになりなさい』の文庫本がもう出ているはずだ。こちらはSFファンとしては、気になる。かなりたっての再版だからだ。
 H2Aロケットの打ち上げ成功より、変なおじさんの踊りの流行の方が、テレビで取り上げられていることが気になる。
 年金のニュースは、いやでも聞いたり、見たりしてしまうが、国会答弁で安倍首相の教科書的な模範回答を聞いていると、年金生活者の希望は見えない。
 浜松は井伊直虎ブームでどこへ行っても、いやになるほど旗などがひらめいている。一時的な流行に過ぎない。一年たったら、もうだれも見に来ない記念館をいったいどうするのだろう。
 ボランティアはお金もかかる。毎日やろうとは思わない。健康のための運動はせいぜい近所を歩く程度だ。

 さて、輝く明るく平和な未来を想像するSFを読みたい。
 だが、実際は例えばNHKのEテレで放映している「団塊の世代」でこの前扱ったがんで死ぬ人の割合が非常に多いという暗い話や、国会での強行採決の乱闘の様子を見ていると、人類はおろかで進歩がなく、争いは戦国時代にまでさかのぼっていつの世も同じだと思わざるをえない。
 それより、みんながもっと未来を作るのは自分たち自身だということを理解しあって、良いSFを読んでいくほうが、ずっといいと思う。怒りの感情ががんを誘発するだろうし、争いが高じて、自爆テロにまで発展して、とどまることを知らない。また、我が子を虐待して、殺してしまうようなニュースが多いけれど、必ずしつけのためだったなどと言っている犯人も、追及されると最後には自戒の念を感じるのであろうか。
 SFにもいろいろあって、戦争SFとかエイリアンのような人類との戦いをこれでもかと見せられると、感覚が鈍るのであろうか。
 ポケモンGOをやりながら車を運転して、事故をおこすニュースに接すると、こんな未来はかつて想像していなかっただろうと思う。
 人間は刺激を求める本能があるので、ユートピア未来SFにはほとんどお目にかからない。
 クラークの「都市と星」の中に、遠い未来では、常に午後2時の日差しがふりかかり、人々は日常の些事から解放され、芸術に時間を費やしているという一節があった。すなわち、病気、争い、食べものを得る、暮らし家があるかなどの心配は一切いらないのだ。そういうところだけはいつまでも覚えている。
 ドラえもんに頼めば、タケコプターを出してくれて、時速90キロでも、電池切れがあっても、地上の渋滞や工事などをよそにどこへでも行かせてくれる。現実は、地上は工事中だらけで、雑然としているのが実情だ。私がこんな批評をあれこれ書くよりも、小松左京の「ゴエモンの日本日記」のほうがはるかにサタイアに満ちた文を書いている。

 人間の心から、悪の概念を取り除いてしまえば、この世は文字通り素晴らしい世界になるはずだが、なかなかそうもいかない。動物はみな、弱肉強食で、食うか食われるかなのだ。映画「アルマゲドン」では、善と悪の最後の戦いを描写していた。善はあるとき、悪になり、逆もまた真なりである。「スペース・ヴァンパイア」のような一種のホラー?映画も考えさせられる。エネルギーを吸い取ってしまえば、生き続けられ、ヴァンパイアのエネルギーはものすごいものだ。
 かつてSF作家たちはあらゆるテーマで物語を紡ぎだしてきた。ウェルズの「宇宙戦争」では、地球に住む人類の愚かさを冒頭から確実に表現していたので、思わず読み進めいくことになった。火星人は最後にはヴィールスにやられて死んでしまうところが、読者に人類が破滅しなくてよかったと思わされたものだ。
 よいSFは考えさせられるものをもっている。思慮深い優れたSFを読んだ人は、そうでない人よりいい人生を送れるのではないだろうか。古いと言われるかもしれないが、私の場合、お勧めのSFなどは以下の通りである。順不同で、
 クラーク「幼年期の終り」
 クラーク「都市と星」
 クラーク「太陽系最後の日」「星」(これはある意味、難解だ。)
 クラーク「2001年」「2010年」
 ウェルズ「宇宙戦争」
 星新一「鍵」「殉教」「ボッコちゃん」「おーい、出てこい」「あーん、あーん」
 ハミルトン「反対進化」「向こうはどうだった」「プロ」「フェッセンデンの宇宙」
 ハインライン「夏への扉」

 夏目漱石「吾輩は猫である」
 ジェームズ・サーバー「レミングとの会話」

 などと、タイトルを並べていると、よい作品は多い。

 さて、こうした作品を早く読んだ人と全く読まない人とでは何かが違うのではないだろうか。

 アメリカの新大統領にトランプ氏が決定した。このニュースばかりだった。世界が富めるものと貧しいものと二極化しているから、こういう選挙結果になるのだ。ノストラダムスの予言の通りになってきた。アメリカも二極化し、日本の国会を見ればわかるように、日本も二極化している。まとまらないのがこの世の常だ。

 スーパームーンの話題で持ちきりだ。その日は天気がよくなかったが、次の日は良い天気で、一日遅れの月は堂々といつもより大きく輝いていた!スーパーマーズの時も話題になった。その時もなんとなく、火星が大きく見えた。もし、月や火星から、地球を見ていたら、スーパーアースとなるのであろうか。望遠鏡で見たり、探査機で近接撮影をすると、石ころが転がっているだけがわかって、興ざめなのだが、肉眼でみるとそこにはそこはかとない郷愁が感じられる。おかしなものだ。
 さて、もうじき12月だ。一年が過ぎるのはなぜこうも速いのであろう。いつもの言葉で、今回もあまりSFエッセイらしくなく、ただの雑談みたいで、ごめんなさい
                    (2016・11・28)

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No.424 (Web版74号)1

出張者アトラン

加藤弘一

ローダンシリーズの巻は既に530を越えようとしているが、自分はまだ572巻でもたもたしている。
その話しでは、499巻でコスモクラートの世界に消えたアトランが登場して活躍している。彼はコスモクラート(上司)の命令をうけ、異銀河で使命を果たしていた---つまり長期出張していたのである。

40世紀になっても人類は上司の命令で出張しなければならないとは、なんともトホホなお話である。
しかも出張期間はなんと200年!!!不死者アトランならではの内容になっている。

出張といえば、自分も30年ほど前静岡を離れ岐阜美濃の上辺りの会社に勤めていたことがあり、幾つかのギャップを感じた。
(言葉の違い)
最初は何かニャーニャー言っているようで何を話しているのか解らなかった。
その為、けっこう怒られたりしていた。
(文化の違い)
岐阜の人は筋金入りの中日ドラゴンズファンが多い。
愛知県の隣に静岡県もあるのだが、そんなにドラキチはいないような気がするのだが、岐阜は違うのである。
まっ、静岡は隣に神奈川そして東京があり選択の幅が広いので違いが出たのかもしれない。
(環境の違い)
岐阜北部は豪雪地帯で、しかも本州で最も寒い地区もある。
そこでは昔、真冬の朝目を覚ますと吐息が布団の上で凍り霜になっていたらしい。
そして、車庫等が潰れないようにする雪降ろしはけっこう重労働であった。
色々戸惑いはあったものの、ケイチャン、トンチャンといったホルモン焼きは旨かったし、残りのタレで焼く浅漬けの漬物はビールによく合った。
結局、最後には結構岐阜を満喫しているのだった。

アトランの出張には言葉、文化、環境以外に様々な異生物(異星人)との出会いがある。
彼がどんな体験をするかは、本編の購読をお願いします。

以上ローダンシリーズのCMでした。

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