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No.440 (Web版90号)2

 SF essay(259回)

 川瀬広保

 政府が働き方改革と盛んに言うようになった。ついこの前までは、女性が輝く社会の実現と言っていたのに、言うことが違ってきた。高度プロフェッショナル制度だそうである。だいたい、内閣に含まれる女性の率を諸外国と比べて、日本はだいぶ低いということだけで、女性が活躍しているということを比べられるのだろうか。この世は男性と女性でできているのだから、やたらと女性が女性がと言いすぎていると思う。

 さて、SFの話題に戻そう。テレビを見ていたり、新聞を読んでいたりしても、SFの二文字が出てくることはあまりないが、それでも「1984」が出てきたり、日曜日の書評欄にJ・G・バラードの作品が取り上げられていたりすると、うれしくなる。また、夜のNHKの教育テレビではレムが取り上げられていたりする。そんな時代になってきた。
 昔、SFがまだ空想科学小説だったころとは比べることはできないが、SFの認知度が少しずつ上がっているのかもしれない。

 「SFが読みたい!」を買ってきた。一応昔から、必ず年に一度だが買っている。今年一年各出版社がどんなSFを出版予定かがわかるからである。また、2017年にどんなSFが読まれていたかを把握できるからである。

 クラークの「超常現象の謎を解く」という昔出たノンフィクションの中で、クラークは昔、超常現象を信じていたというのだ。彼が亡くなる前に、「一度宇宙人に会ってみたい」と言っていたそうだが、ずっと昔は、宇宙人がいると言ったら、そんなもの信じているのかとバカにされた。しかし、SFの神様と言われ、一流の科学者でもあり、ノーベル平和賞にノミネートされたクラークのこの発言だから、われわれが宇宙人と遭遇するのも案外、近いのかもしれない。

 また、昔から以心伝心と言って、遠く離れていても、思いは伝わるということが、オキシトシンという物質で解明されつつあるようだということを、SFではないが、最新本「人のために祈ると超健康になる」(マキノ出版 平成30年2月20日発行)で知った。肩こり、頭痛、めまい、不眠等々の症状は西洋医学ではなかなか治らない。これらを別の観点から、アプローチしようという発想で、例えば、癌に侵され、医者にも見放された人が愛する人に「祈られる」ことによって、回復することがあるのは、決して非科学的なことではないらしい。

 考えたことはいずれ実現する。いずれタイムマシンも透明人間も実現するであろう。それは、人間の想像力で「考えた」からだ。また、昔、SFという言葉がなかったころ、ある子ども向け空想科学小説で、ある科学者が、「光より速いものはありますか」という子どもの質問に「それは人間の思考じゃよ。考えたことは瞬時に伝わる」と答えていたことを思い出した。光速以上の速さはないという通例の現代科学を超えて何かがあるかもと、そのころはわからなかったが、今になるとそうかもと思わされる。

 だいたい、そんなことはあり得ないというのが、「今」の発想だ。あるとき、何かが突然逆転することはよくあることだ。クラークの法則にも偉い高齢の科学者がそんなことは不可能だといえば、だいたい間違っているというのがあった。十分に発達した科学は魔法と見分けがつかないという言葉もあった。

 さて、ホーキング博士が亡くなった。天才の頭脳を持ちながら、筋肉が動かない病気に侵されて、車いす生活をよぎなくされて、その一生を終えた。

 毎日のように、おかしなニュースが現れては消え、また現れる。人間の心の中に、その原因がありそうだ。

 近くの公園には、桜を見に来る人が来はじめた。いっぺんに暖かくなってきた。最後に、Newton最新号のソンブレロ星雲の写真を見ると、いい写真だなあと思う。

 今回はまとまらない文になってしまった。また、次回。

                (2018・3・24)

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