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No.447 (Web版97号)1

SF人のパニックの過ごし方

加藤弘一

最近映画を見る機会はないがパニック映画みたいな経験はしている。
盆休みに親子3人で北海道に行き、札幌でレンタカーを借りて2日ほどあちこち寄って大手ツアーのとは異なる旅をした。
夕方、札幌でレンタカーを戻し明日の新幹線駅のある函館北斗行きのジーゼル特急に乗る。かなり雨は降っているが、駅弁を摘まんでいれば3時間ほどで到着する予定である。
ところが、2時間ほど走った長万部駅で雨のため特急は止まってしまった。
更に2時間後、先の安全面での保証が出来ないので札幌に引き返すというアナウンスが流れて、車内は騒然となった。
そこで女房と息子に札幌のホテルを予約検索させ、自分は函館北斗のホテルをキャンセルしてから札幌駅に連絡し翌日の始発を特急と新幹線の予約の手配をした。我ながら完璧な手配だと思っていた。
しかし、札幌に深夜着いたときに駅アナウンスは残酷にも翌朝は点検の為9時まで運休と告げたのだった。
翌朝8時に新たな切符を求めに駅を訪れると売場にものすごい行列ができていた。
運休でも切符の売り出しは始まっているのを失念していた我々は、昼過ぎの予約しかできず札幌でウニイクラ丼を食べてから本州へ帰ることになった。

それから一ヶ月後北海道で大地震が発生した
山が崩れ、電氣水道などのインフラが失われ大混乱となった。
JRも不通となり、飛行場も閉鎖されたと言う訳だが、JRの路線のほとんどはジーゼルエンジン車両であり、停電中でも動かせない事はない。そう言う対策はないのだろうかと考えていたら、静岡県が台風に襲われて大停電が発生してしまった。
今回、電気がないということはいかほど大変かを静岡県人は味わった。
昼はともかく夜の暗さは圧倒的に迫って来る。ライトやろうそくがあればよいが、ないときはどうするか?食用油を深皿に入れて糸を垂らせば行灯の出来上がり、食用油が無ければシーチキンの缶詰に穴を開けて同じく糸を垂らせば良い。但し、最近のシーチキンにはノンオイル商品もあるので注意が必要である。
災害時に必要なものはキャンプ用品とほとんど同じだと言われている。屋根となるテント、布団の寝袋、煮炊きする道具類等々である。お金に余裕があればキャンピングカーがあればもっといい。
停電に強い家にしておくのも一つの方法である。屋根にはソーラー発電、蓄電池とプラグインハイブリッドカーがあればなんとかなる。
水は井戸を掘っておくといい。飲用にならなくても生活用水にしておくのも一つの方法ですが、水道水のように細かい塵がろ過できていないのでウォッシュレットは使えないかも知れない。

十数年前父と出掛けたネパールではどのホテルに泊まっても出てくる水は茶色く濁っていた。入浴と洗濯はその水を使い、歯磨きとかはミネラルウォーターで済ませていた。

ガスはイワタニのカセットコンロがあればよい。
阪神大震災経験者が言っていたが、停電だと銀行のキャッシュコーナーが使えないので、現金も最低十万位は必要である。インドネシアなら暴動で商品を持ち出してしまうが、日本ではお金を出して買った方が良い。支援物資が届くのに二三日がかかるのに、備蓄分で過ごす期間を考えておく必要がある。
それから、情報を手にいれる為のアイテム〜ラジオ、ワンセグ携帯も大事です。電気が使えない時は、充電バッテリーも必要である。
後は、SF発想を持って行動することだね。うん。

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