No.465(Web版115号)4
ウイルスとビールス
加藤弘一
家族で飲み屋に入った時の事。部屋の壁にこう書いてあった。
「VPは完璧です。」
で、これは何かと細かくみるアルファベットでvirus protectと書いてあった。
すると、奥方が「ウイルスプロテクトよ。英語ではvをウイと読むのよ。」
と、言うのではっと思い出した。
ローダンシリーズに出てきた無数のマイクロマシンが集合した超AI的存在を「ビールスインペリウム」と呼んでいた事を。
日本では昔ウィルスではなくビールスと呼んでいたような気がする。
国別に言い方を見てみるとドイツ・イタリア語ヴィールス、スペイン語ビールス、英語ヴァイラス(ここで奥方の話は間違いだと判った)、ラテン語ウィルスとなる。
明治に西洋医学を導入した時、ドイツからとなり、その時にビールスと呼ぶようになったとみられる。
それが、ラテン語のウィルスになったのは、共通語的な認識があった為に変わったのではないかと言うことらしい。
こんなことをつらつら考えるのも、とある所からウィルスが世界的に広まって多くの感染者と死者を出していて、その出所をめぐって大国が言い争いをしているからである。
とある所の国は独裁の為、隠蔽行為を行い結果世界中に災いが広がった。
従って、これはもう武漢肺炎‥‥とある所の国が文句を言うなら分かりにくいように片仮名にしてブカンビールスと呼称すればよいのではないかと思う。
それにしても、不思議な病である。
発生源のとある所の国を除けば、東洋人以外のヨーロッパ系の人々の罹患、死亡率が非常に高く、まるで狙い撃ちをしたかのようである。
ここで妄想をすることにする。
人類の種が生まれた頃、クロマニオンとネアンデルタールと言う霊長類がいた。
しかし、クロマニオンの方が生存適応性があり、ネアンデルタールは追いやられていった。
絶滅したと思われていたネアンデルタールではあったが現人類の遺伝子にその因子が入っている事が近年わかってきた。
つまり、滅びたのではなく共存し一つになったのだ。
そして特にこの因子が多いのは東洋人だと言われている。(胴長短足?)
最初の武官肺炎は人類等しく罹患するタイプであったが、研究所で改良型され、イタリアで拡散されたL型はクロマニオンを狙い撃ちしたものだった。
ネアンデルタールの因子を持つものはL型に対して強い免疫力を示すのだ。
こうして、滅びの道を歩んだかに見えたネアンデルタールは復活の道を開いたのであった。
何て言う話でした。
最近のコメント