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No.486(Web版136号)2

 水島さんの話

 加藤弘一

丁度、「ブラックジャック」が連載されていた少年チャンピオンで「ドカベン」は始まった。
「遅刻だ!」と校門に入った中学生山田太郎は、転けて肩に掛けた学生カバンを前に飛ばしてしまって叫んだ。「あっ!弁当が!!」(カバンじゃないの?)
カバンの中には、なんと同じサイズのでかい弁当箱しか入っていなかったのである。
(カッパ橋商店街で見つけたのだろうか?)
これが、タイトルの由来「ドでかい弁当」=ドカベンである。
最初のドカベンは柔道マンガであった。
弱小柔道部の部長に頼まれ入部した山田は異能ぶりを発揮する。
人並外れた力と判断力で強敵を次々と倒していき、ライバルも現れる。
ところが、高校では野球を選び、柔道は辞めてしまう。
これは、彼の家庭の事情とか色々あるのであるが、彼のライバル達はたまったものではない。雪辱をと乗り込んだ高校柔道界には山田はいなかったのだ。
後に、彼らは野球部に入り、山田太郎の前に挑戦者として現れる。
ドカベンは後に別の水島作品のキャラクターたちが登場して活躍する「スーパースターズ編」になる。
あたかも、エルリックの永遠のチャンピオンシリーズのように。
これは、柔道のライバル達が野球でドカベンに挑戦するエピソードをヒントにふくらませたものではないのだろうか。
などと、いい気になって解説してみたが、水島作品で一番好きなのは、「野球狂の詩」であります。
特に「北の狼南の虎」、里中満智子さんとコラボした「ウオッス10番」シリーズが大好きでした。
面白いマンガ、ありがとうございました。

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