No.488(Web版138号)4
Ⓐさんが亡くなった。
加藤弘一
Ⓐさんが亡くなった。
沢山の作品を残したが、有名なものだと「怪物くん」、「魔太郎がくる」、「笑ゥせえるすまん」となるだろうが、藤子不二雄としては「海の王子」をあげたい。
1959年から少年サンデーに連載された、海底王国の王子が空海地で活躍するスーパーウエポンのはやぶさ号に乗り正義の為に戦う物語である。
原作付きでオリジナルではないのだが、二人の個性が十二分に出ている。
F氏の明るい絵柄、Ⓐ氏の黒を基調とした絵柄を上手く使い王子側をF氏、悪役側をⒶ氏が担当し、物語に奥行きが出ている。
この二人が税務署のお馬鹿な茶々がなければどんな作品を残したかと思うととても残念である。
物語は敵の出す新兵器に対し王子側も新たな兵器を作りこれに対抗してゆく。
あたかもロシアの新しい戦略に対してアメリカが新たな兵器をウクライナに供給するように。
(ここで黒枠になる)
その勝利者はアメリカのブラックゴーストたちである。
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