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No.489(Web版139号)2

 「シン・ウルトラマン」「ドクター・ストレンジ」のことなど

 中嶋康年

 最近あまり時間が取れなくて、「シン・ウルトラマン」「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」続けて見ました。
 まず、「ドクター・ストレンジ MoM」だが、ツイッターなどでつぶやかれているように、「アベンジャーズ・インフィニティー・ウォー」からの続きであり、またDisney+でしか配信されていない「ワンダヴィジョン」の続きでもあるので、マーベルをあまり知らない人は「この人だれ? 何のこと?」状態になること必至だろう。またアベンジャーズの比ではないクロスオーバーも引き起こしている。わからなくても、大筋には関連がないのでいいのだが、ある人物に関してはとてももったいをつけた登場をしているので、これがわからないとこの場面のおもしろさは半減する。序盤に「(アベンジャーズには)クモやら蟻やらの能力を持ったヒーロー(スパイダーマン・アントマン)がいる」というセリフがあったが、マーベルには4月に公開されたばかりの「モービウス」という映画が加わった。これがコウモリの血清でコウモリの能力が発動したキャラクターで、あの有名すぎるヒーローがいなかったらこっちが「バットマン」といわれていただろうなあとちょっと思った。もちろん、セリフには出てこなかったし、これからも出てくるかどうかは不明。
「シン・ウルトラマン」は話の展開はTV版「ウルトラマン」とは設定が全く関連がない「シン・ゴジラ」方式だった。怪獣を「禍威獣」と呼び、科学特捜隊を「禍威獣特設対策室専従班」として「禍特対」と略するなど設定は違えど、TV版を思い起こさせるところは多々ある。透明の禍威獣が出てくると「ネロンガだな」とこちらは思うじゃないですか。すると、後で「この禍威獣をネロンガと呼称する」とか。メフィラス星人とかゾフィーとか出てくるし。でも、ウルトラマンにはカラータイマーはついてないし、最初からスペシウム光線を撃つし。基本的には宇宙人侵略テーマだが、若者が活躍しているのがいい。初期のゴジラやマジンガーZなどでは科学者というと大体が年配のおじさんとかおじいさんだったが、この「シン・ウルトラマン」では一番頼りなさそうな若者が世界の科学者と渡り合うのである。「ゴジラSP」でも科学的発見を成し遂げたのは若い天才女性科学者だった。年寄りの政府関係者たちは日和見主義を貫き、人類を危機に陥れるのである。そういう時代になったんだねえ。

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