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2022年12月

No.495(Web版145号)4

 2022年秋の深夜アニメ状況 

 新村佳三
 
夏にここ数年でもなかった程の素晴らしい作品が多数、放送・配信された深夜アニメでしたが・・
秋は夏をも上回る多くの名作アニメが現れて驚いています。
「SPY×FAMILY」「ポプテピピック」の2期や、「チェンソーマン」「うる星やつら」など、有名マンガのアニメ化や話題アニメの2期や名作アニメのリメイクなどがあるので当然かもしれませんが、それ以外の作品も話題になっています。
近未来の新潟県三条市を舞台にした高校生のD.I.Y.物語「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」や、機動戦士ガンダムシリーズの「水星の魔女」など、意欲作も多いのですが、意外なコメディ作品の2作品が注目されています。
「陰の実力者になりたくて!」と「ぼっち・ざ・ろっく!」です。
「陰の実力者になりたくて!」は、流行りの異世界転生もので、高校生が異世界に転生して活躍する物語ですが、タイトルのように陰の実力者になりたい主人公のドタバタコメディです。
普段は平凡な学生を演じながら、陰では秘密組織を率いて暗躍するという夢を実現するために日々奮闘する主人公は、ある意味滑稽で笑いを誘います。秘密組織の統率も仕方も、本人の美意識を最優先しているので大袈裟で大時代的です。無謀な夢の実現は大真面目にやると他人からは喜劇に見える好例でしょう。
「ぼっち・ざ・ろっく!」は、高校生のバンドもの。中学生の頃にギターを練習して上手くなった少女が、高校でバンドに参加して成長していく物語です。
少女は内気で人との距離の取り方もわからず、バンド内で右往左往しながら日々を過ごしていきます。ギターの腕は確かなのですが、他のメンバーと合わせての演奏は、あまり上手くいきません。自信をなくした少女は段ボール箱やゴミ箱や押し入れの中や机の下に引き篭もります。そんな少女を他のメンバーが励まして奮い立たせますが、うまくいく時と、そうでない時と、破綻する時があります。破綻すると、何故か実写シーンが多く、ポプテピピックを連想しますが、どこか昭和なテイストのポプテピピックと違って「ああ、令和のアニメだな」と思わせるセンスの良さは新人監督作品ならでは。
原作マンガも売れており、最新刊はアマゾン漫画売れ行きランキングで1位になりました。世界的にも人気があり、国際的なアニメ人気ランキングサイトでもトップ3くらいに上昇してきました。今後の活躍が期待されます。

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No.495(Web版145号)3

 アキバで超合金

 加藤弘一

郡山での出張の帰り秋葉原駅の電気街口で降りるとガンダムカフェだったところが無くなってなにやらの展示会になっていたので入ってみました。
基本的に「水星のなんたら」と言うガンダムの宣伝でしたが、入口には歴代マジンガーの超合金フィギアが並んでおり誘われるまま進むと歴代ガンダムも登場、何故か鬼滅の刃の炭治郎の刀もあり、超合金だったら買いたいなと思ったり、仮面ライダー1号も居たりでなかなかでした。
唯一の心残りは、ゲッターロボの超合金フィギアがなかった事です。(印刷版Paper Moon参照)

さて、自分が郡山に行ったのは、実は木材大会に出る為でした。
会場はなんとSF大会と同じ華の湯でした。
温泉は、夜は一階の庭の湯は女子専用となる為、新館の屋上のラジウム温泉に浸かりましたが、モンスターに変身はしませんでした。
ご飯は新米。美味しくいただきました。

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No.495(Web版145号)2

 天鏡閣(てんきょうかく)に行って来ました

 by 渡辺 ユリア

 8月28日【日】F-conが終わってから、私はホテル華の湯さんのシャトルバスでJR磐梯熱海駅に行き、そして電車に乗り、会津若松駅に着きました。そこで会津鉄道に乗り換え、湯ノ上温泉駅へ。駅の近くの民宿で泊まり(食事おいしかったです)次の日(29日)湯ノ上温泉駅からJR猪苗代駅へ。そしてバスに乗って長浜のバス停へ。そこから歩いて(上り坂でした)天鏡閣へ。15分かかりました。白い木造の洋館の天鏡閣は素敵でした。内装もすばらしかったです。明治40年8月有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王殿下がこの地に御別邸を建築することを決定され、明治42年完成。そして「天侠客」と命名されました。昭和27年に天鏡閣、和風御別邸(現 県迎賓館)、御別邸敷地(山林を含む約98ha)が福島県へ御下賜されたそうです。食堂、客間など気品あるルネッサンス風洋風建築だそうです。珍しいのは撞球室があることです。ビリヤードやってみえたのでしょうね。特にマントルピースやシャンデリアは豪華で美しいです。そしてマジョリカタイルといわれるイギリス製のタイルは、チューリップをモチーフとして、手づくりならではの味わいがありましたね。(印刷版Paper Moon参照)
                    yullia 2022.11.24

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No.495(Web版145号)1

 君にも飲めるウルトラの酒
 
 加藤弘一

ちょっとした木材の仕事で福島は郡山のお土産屋を訪ねた時の話。
なんかやたらウルトラグッズが目立つ。
店のおばちゃんに聞くと、隣町が円谷英二さんの故郷との事。しかも今年はウルトラ55周年だそうだ。
と言うわけでメフィラス、ガッツ、メトロン星人が記念に作ったのが「地球侵略」である。(印刷版Paper Moon参照)
はたしてその味は!?。

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No.494(Web版144号)4

例会場所の移動のお知らせ

 

喫茶飛行場閉店に伴い例会場所が変わります。

暫定的に「ガスト浜松相生店」にて

金曜日の21時前後から22時前後くらいに行われています。

まだ暫定的な場所なので、今後新しい場所に移動した場合には

こちらの会報及び

Web版PM

http://papermoontokai.cocolog-nifty.com/blog/

 

でお知らせします

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No.494(Web版144号)3

 デューン砂の惑星

 福田淳一

 「デューン砂の惑星」は、アメリカの作家フランクハーバートによるSF小説で1965年(昭和40年)に書かれた。「デューン砂の惑星」に始まり、「デューン砂漠の救世主」「デューン砂丘の子供たち」「デューン砂漠の神皇帝」「デューン砂漠の異端者」「デューン砂丘の大聖堂」と続いていく6作品で構成される大長編の作品である。この「デューン砂の惑星」は、1965年度、世界SF大会(ワールドコン)で選定される「ヒューゴー賞」と、アメリカSFファンタジー作家協会が選定する「ネビュラ賞」の2つを受賞している。
 アラキスという一面乾ききった砂丘や砂漠ばかりの、死の世界が広がる過酷な惑星は、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地であった。皇帝の命を受け、主人公ポウルの父レト・アトレイデ公爵一行がこのアラキスに乗り込んでいく事になる。しかし到着後、裏切りや宿敵ハルコンネン男爵の攻撃によりアトレイデ家は滅亡してしまう。ポウルは母親のジェシカと砂漠へ逃れ、砂漠の民フレーメンとなって帝国とハルコンネンの陰謀に挑戦していく。生と死をテーマにし、人類のサバイバルと進化、生態学や宗教と政治と権力を交差させて物語が展開する。
 1972年(昭和47年)、この「デューン砂の惑星」の日本での出版に際し、「デューン砂の惑星」全4巻、「デューン砂漠の救世主」全1巻、「デューン砂丘の子供たち」全3巻のカバーと本編の挿絵を石ノ森章太郎が担当した。
 4巻とも総ページ数はまちまちで、本の厚さが均等ではないが、1冊に付き、カラー口絵が見開きで1点、本編は15点(3巻のみ14点)のイラストが描かれている。これらのイラストは、タイトルが「砂の惑星」と、砂漠が舞台になるためか、基本的に点描を多用しているのが特徴である。
 だが、1985年3月に「デューン/砂の惑星」の映画が日本で公開後は、この文庫本の表紙や挿絵は映画版のスチールに変更された。さらにその後は、イラストは加藤直之が担当する事になる。

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