No.500(Web版150号)2
PMデータファイル
吉例100号ごとでまとめる「PMデータファイル」の時期となりました。
刊行ペースとしては、寄稿が少なかったための合併号が2回、4ページ号が4回あったものの、毎号8ページのペースは保っている。毎年の「SF大会」と「はるこん」のレポートを渡辺ユリアが、年初めには前年のSF関連作品の私的ランキングを中嶋康年が寄せている。創刊当初から書いていた川瀬広保の「SFエッセイ」は431号で250回を迎え順調に号数を伸ばしていたが、468号(2020年4月号)で287回に達したところで入院のため休載となった。450号代では「ご隠居の時代」で佐竹玄吾が、460号代では「幻魔の行方」「金融な人々」などで中井良景が久々の寄稿をした。
表紙は425号からその当時のSF関連(でないのもあるが)の映画、アニメ、ドラマ、書籍などの題字を「ペーパームーン」あるいは「紙月」「PAPERMOON」にデザインしたものを採用している。
訃報では平井和正、レナード・ニモイ、水木しげる、横田順彌、吾妻ひでお、眉村卓、桑田次郎、藤子不二雄Ⓐ、松本零士というビッグネームの方々の逝去を報じた。特に水木しげる、横田順彌、吾妻ひでお、松本零士の四方については個別に思い出が語られ、人気の高さを物語った。
東海SF関連では、鈴木健介、矢野守啓が亡くなった。鈴木健介(梶山浩)は「偲ぶ会」が催され、画集も発行された。ご冥福をお祈りします。
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