No.513(Web版163号)3
ローダンの話
加藤弘一
先日。早川書房からなにやら封筒が来たので開けてみるとローダンのエコバッグが入っていた。
シリーズ700巻達成記念の応募をしていたのを忘れていたのである。
500巻から始まった銀河ハンザサイクルにまつわる話とエスタルトウサイクルが終了し、新しい話が始まったのだ。
とはいえ読了したわけでは無く自分は629巻をさ迷っている最中である。
500巻以降からドイツの新しい作家が続々登場し、翻訳者も新しい人が増えてきた。
慣れない文体のニュアンスの為か読書に難儀するようになってしまったのだ。
また経費節約の為か挿し絵も無くなり、難儀な文体から場面を想像するしかなくなり、おまけに他の本も読んでいる(浮気?)ので、どんどん遅れていくのだ。
まるで、のぞみで走る翻訳陣をこだまで追っているようである。
松谷さん(最初の訳者)を懐かしむ日々でもあります。
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