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No.515(Web版165号)2

 セーヌ河の浄化

 加藤弘一

昔、天龍の知り合いから聞いた子供のころの夏の遊びといえば、仲間と共にふんどし一丁になり帯の隙間に50銭銀貨を押し込み、天竜川に飛び込む。
そのままドンブラコッコと下流まで流れ、岸に上がりふんどしを乾かしてからバスに乗り50銭銀貨をバチッと渡して上に戻ったそうである。
例えは悪いかも知れないが、まるでリフトに乗ってから下るスキーみたいだと思った。
自分も子供の頃大井川で泳いだものである。
勿論、東海パルプの上流の方でだが。
今では、大井川も天竜川もあんまり泳ぐ人はいないだろう。
一方、パリのセーヌ川は100年前から汚染の為遊泳禁止になっているらしいが、オリンピックのトライアスロンの会場にするために水質改善にやっきになっているらしい。
しかし、コスモリバースでも不可能と言われる(冗談)セーヌ川の浄化は一向に進まない様である。
浄化が上手くいったら自ら泳ぐと言っていたマクロン大統領だが、今泳げば御陀仏だろう。
セーヌ川の岸に停めている沢山の船舶は一定の料金(税金)を支払って人が暮らしているらしいが、ウ○コとかはどうやって処理をしているのだろう。
間違いなく暗い夜中にドボンと投棄しているにちがいない。
こうして、汚染は解決せずトライアスロンの選手に危機は迫っているのである。

 

トライアスロンは、水質が基準外のため延期されたが…

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