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2025年7月

No.526(Web版176号)3

 TVアニメ “GAMERA—Rebirth—” を観て思った事

 by 渡辺 ユリア

 実はガメラの映画はしっかり観た事がなかったのです。なぜガメラの敵は存在しているのか、知りませんでした。
・ ・・という事情でアニメ版になったこの作品を観ました。OPテーマ曲良いな・・・と思って本編を観始めたら、とても長閑な情景が続いてました。小学校6年生の子たちの最後の夏休みに三人が集まっている場面。長閑ですね。会話も良いです。そしてふと大きなカメを、からまっている木の根っこから助ける場面がありました。カメ?と思いました。普通より幾分大きなカメです。そしてその後、別のグループの男子たちにからまれてお金をぶん取られる場面もありました。
 その後、周りの状況が緊迫しました。謎の大きな生物が町を攻撃している場面に、いきなり遭遇して・・どうやらその大きな生物は自分たちを狙っているようだ・・と気づく場面。怖かったです。後になぜ子どもたちを狙うのか、少しずつ判明していく状況は怖かった。
 その少年たちを助けてくれたのが大きな甲羅を背に持つ大きな生き物。少年たちの一人ポコがガメラと命名したようです。そしてその後、戦いの中で信頼できそうなのはエミコさんではなくタザキさんだ、と気づき、彼に協力を申し出ました。ガメラは復活出来るのか?という所です。(6月17日現在)
 それにしても怪獣の出てくるアニメ・・・と思っていたら、この作品はオーソドックスなSFなんだなと私は喜びました。前々回のサブタイトルが “月は無慈悲な夜の女王” にはびっくりしました。ハインラインですね。その回にぴったりなサブタイトルだと思いました。
 ところで怪獣たちの造形や動きすごいです。アニメでこんな動きが出来るのですね。特にギャオス、怖いです。では、この辺で
                       yullia 2025.6.17

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No.526(Web版176号)2

 万博は未来を映しているか?

 中村達彦

 4月13日から始まった大阪万博。
 TVで盛んに宣伝して、私の従妹が先生をやっているが、中学校の修学旅行で万博を指定されたとのこと。他に知り合いの息子さんも修学旅行で万博に行くそうで。
 開催前は、入場予約が大きく下回っている、会場は大阪湾内の島で催され、交通の便が悪い。そもそも今、大阪で万博をやる必要はあるのか? 疑問が相次いだ。
 世界情勢に眼を向けると、ウクライナや中東の戦争が続いており、アメリカの混迷が増し、万博どころではないと思うが。
 外国のパビリオン(万博の展示館)は、ロシアをはじめ、イラン、エストニア、ギリシア、ニュージーランド、メキシコなど参加を辞退する国がある。工事が進まず開館が間に合わない国が相次ぐと悪いニュースが続いたが、始まってみると、内外から訪れる人が多く、相応に入場客が増えていると。
 もっとも目当てのパビリオンへ入るのに待ち時間が長すぎる、雨やどりする場所が少ない、お金がかかると未だ問題が多い。開催前に注目された空飛ぶ車もお目見えしていない。
 特徴ある大屋根リングは世界最大の木造建築物だそうで、万博後も存続すると。
 国内はじめ世界各地100国以上のパビリオンはいろいろ工夫され、注目を集めている。全部で国内外180以上あるが1日、2日で全部回れるものではない。それぞれのパビリオンに入るには予約が必要だが、手続きが面倒と言われている。
 70年の万博を彷彿させる大阪ヘルスケアパビリオンのミライ人間洗濯機とか、日本の観測隊が南極で発見した隕石火星の石(アメリカパビリオンでは月の石が)もあるが、PASONA NATUREVERSEでは、iPS細胞から作られたミニ心臓が話題に。
 目玉を集めているのは、シグネチャーパビリオン、各界で活躍中のプロデューサー8人の各自の視点からメッセージを発信する。アンドロイド・ロボットと触れ合えるいのちの未来とか、施設内は鏡となったLEDモニターに囲まれ、来場者のアバターを映し自分自身と対話するとか楽しめる。
 海外のものでは、月の石を展示したアメリカパビリオンは宇宙探査をメインにした展示が。フランス、アラブ首長国連邦、イタリアなども各々個性があり、内外の客が集中していると評判である。遅れてインドやネパールも開館。
 様々な国のパビリオンを一気に回れるパビリオン・コモンズ館も評判が良い。
 始まってみると、展示やパビリオンの工夫が素晴らしく、子どもから大人まで楽しめる。パビリオンに入らなくても、本当に楽しかった、周りが笑顔に溢れている、障害者への配慮を感じるなどと好意的な感想がある。
 これから夏休みもあるが、どれだけ客が入るだろうか? 客が増えている。まだまだ入場者が足りないそうだが。
 個人的には、1970年の大阪万博は、当時盛況な盛り上がり。当時、大阪にいたが、親戚が万博目的入れ替わりで、訪れたことを覚えている。1970年の大阪万博は太陽の塔が印象的で、今度映画も封切られるタローマンで脚光を浴びている。
 15年後、つくばの国際科学技術博覧会には単身行ったものだ。感想はこれが未来だとインパクトがあるものはなかった。携帯電話やスマホが普及すると言っていなかった。正直、お金ばかりかかった。
 そう言えば、「ゴルゴ13」のエピソードで、つくば博にゴルゴ13が絡む話があった。万博で披露される技術で、核爆発を抑えるビームがあり、それを巡るスパイ戦で。実際そう言う技術はまだ実用化されていないが。
 85年、未来が注目され、NHKでSFドラマ「オアシスを求めて」「THE DAY その日〜1995年・日本〜」が放送された。
 どちらも未来について取り上げており、核戦争など大きな事件は起きないが、これから良いものではないと描いている。
 「THE DAY その日」は、10年後の社会はどうなっているか。シミュレーションドラマとドキュメンタリーで、全9回。ある家族を主人公に、家庭崩壊やコンピューターセキュリティーなどか取り上げられ。概ね10年後について正しくあてている。
「オアシスを求めて」はストーリー、キャストは映画「さよならジュピター」に比べれば幾らかまし……。21世紀半ばが舞台で、スペースコロニー移民が進み、地上は酸性雨に悩まされ、クローン人間が暗躍している。
 クローンと言えば、滅亡した動物の細胞から冷凍保存されている遺伝子を操作して、再生する研究が進んでいるとNHKで取り上げられた。
 NHK「映像の世紀バタフライエフェクト」では、多くの映像をAIで検索して、どの人物が多く取り上げられているか分析したり、口の動きでどんな会話を交わしているかも、ある程度わかると言っていた。
 技術は予想以上に進んでいる。
 今年初めのPMで、2032年に小惑星が地球に接近する。NASAは「衝突の可能性は2.2%」と見積もっていると書いたが、その後、詳しい観測で得られたデータを反映させた結果、地球に衝突する可能性が0.28%まで下がったとのこと。
 70年大阪万博の時は、これから素敵な未来があると思い描けただろうが、今回の大阪万博で、素敵な未来がイメージ思い描けるだろうか? 最近は、トランプの関税、米価格の高騰、イスラエルとイランの戦争勃発など相次ぎ、万博が霞んでいる感が。
 10月13日成功で終えられるか?

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No.526(Web版176号)1

最近のマーベル作品のことなど【ネタバレあり】

 中嶋康年

Disney+で1月からアニメ「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」が配信されている。この作品は、ピーター・パーカーがスパイダーマンとしての能力を得てからのドタバタを描いているが、初期のコミックのスタイルを踏襲しているので、一見古めかしいが、ラップにのせたスパイダーマンのテーマや、新しいキャラとオリジナルとは少し異なったコスチュームと人間関係、スパイダーマンの能力を得た出来事についてもドクターストレンジが絡んできたりして、斬新な点が多々あるのが面白いところになっている。
 同じくDisney+で3月から「デアデビル:ボーン・アゲイン」の配信が開始されたが、これは2015〜8年、3シーズンにわたってNETFLIXで配信された「デアデビル」の続編。配信元が変わるというのは珍しい事態だが、この2018年ディズニーは新しい配信サイトDisney+の立ち上げを計画していて、傘下のマーベル作品はすべてDisney+に移すことにした。そのためNETFLIXにあったマーベル作品は引き揚げさせられたからであった。しかし、NETFLIX版の「デアデビル」はそのダークな世界観、痛さが伝わってくるような激しいアクションは高く評価されていたので、配役や設定も同じで、別の配信先とは思えないほどシームレスな続編となっている。
 映画の方では2月に「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が公開。アベンジャーズとして活躍したスティーブ・ロジャースの後任となったサム・ウィルソンが新キャプテン・アメリカとして映画には初登場。この時期、私は体調を崩し映画館では見られなかったのだが、Disney+で5月28日から配信が始まった。ドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」(2021年3月)の続編となる位置づけなのだが、これはもう「インクレディブル・ハルク」(2008)の17年ぶりの続編といっていい。「ハルク」の物語に「キャプテン・アメリカ」が関わってくるという感じなのだ。当時、陸軍将軍だったサディアス・ロスはウィリアム・ハートが演じていたのだが、ハートは2022年死去のため、今回はハリソン・フォードが演じて大統領になった。映画「エターナルズ」で出てきたセレスティアル島で発見されたアダマンティウムという鉱石をめぐって、アメリカと日本が開戦一歩手前まで来るのだが、インド洋に浮かぶセレスティアル島にどうして日本が領有権を主張するのか。アダマンティウムといえば、「Xメン」のウルヴァリンの骨格と爪の素材として有名。20世紀フォックスの買収によりMCUでもアダマンティウムを取り扱うことができるようになった。しかし、ウルヴァリンが改造を受けたのは1970年頃だったはず。調べてみると「Xメン」の設定はタイムトラベルを絡めたり、映画化の度に設定を変えたりしているので、この辺はどのように処理していくのだろうか。
 5月には「サンダーボルツ*」が公開された。MCUシリーズの他の映画やドラマで脇役だったり、悪役だった5人のサブ・キャラクターをメインに持ってきた物語。まず登場するのは「ブラック・ウィドウ」ナターシャの妹分エレーナ(原語ではYelenaなので、字幕版で見ると「イェレーナ」と聞こえる)で、ある研究施設の破壊任務を遂行中にUSエージェント(キャプテン・アメリカが引退した後にアメリカ製超人血清を打ち2代目キャプテン・アメリカとなったが、不祥事を起こして称号を剥奪された後、極秘裏にCIA工作員として復帰した)と、ゴースト(父親の実験の事故により量子フェージングという物質をすり抜ける能力を持つ。「アントマン&ワスプ」に出てきた)の2人が加わってくる。この2人は個々に任務を請け負っていたので、最初はお互いを敵とみて戦ったのだが、その施設を脱出する時は協力せざるを得なかった。そこにエレーナの救出にきた「父親」役、レッド・ガーディアン(「ブラックウィドウ」で登場。ナターシャ、エレーナと共に親子としてアメリカに潜入していた。ソ連製超人血清により超人化)と、この施設で行われている悪事を暴こうと駆けつけたバッキー・バーンズ(「キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャー」で登場。ヒドラ(Hydra:原語では「ハイドラ」という)製超人血清により超人化。その後アベンジャーズに参加。現在、下院議員)が合流する。この施設で秘密裏に行われていたのは新たな超能力者の創造だったのだが、その唯一の成功例が予告編にも出てきた超人「セントリー」となって暴走する。その脅威と対峙したのが、行きがかり上共闘することになったこの時集まった5人の「サンダーボルツ」(レッドガーディアンがエレーナが子どもの頃のサッカーチームの名前を思い出して、そう名付けた)だった。このレッドガーディアンとエレーナの「父娘関係」は「ブラックウィドウ」を見直すと感慨深いものがある。「ブラックウィドウ」はナターシャが主人公だったのだが、見直すとこれはエレーナの話でもあったのだ。
 今後は6月25日にドラマ「アイアンハート」がDisney+で。アイアンマンの後継者となる天才発明家リリ・ウィリアムズの活躍。映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」で初登場。7月25日には映画「ファンタスティック4」。ディズニーの20世紀フォックス買収のためマーベルが製作できることになった。配役も一新し、MCUとのクロスオーバーも始まる。マーベルではないが、7月11日には「スーパーマン」がリブート、全く新しい話が始まる。新スーパーガール、ホークガール、グリーンランタンが登場するという。

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