No.528(Web版178号)1
「ファンタスティック4」のことなど【ネタバレあり】
中嶋康年
7月25日に映画「ファンタスティック4 ファーストステップ」が公開された。今まで「ファンタスティック4」の映画は3回制作されている(未公開を含めれば4回らしい)が、20世紀フォックスとしての映画で、ディズニーの20世紀フォックス買収により、「Xメン」と同様、これで正式にMCUに組み込まれることになった。MCU初登場は「デッドプール&ウルヴァリン」(2024)にヒューマントーチが少し出ているから、そちらの方が先だが。
MCUでは「アイアンマン」(2008)から始まる「アベンジャーズ」結成までをフェーズ1、インフィニティ・ストーンとの関係が始まるフェーズ2、そのインフィニティ・ストーンを操るサノスとの戦いを描くフェーズ3。ここまでを「インフィニティ・サーガ」とし、マルチバースへの道を開いた「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で「マルチバース・サーガ」を開幕するフェーズ4が始まり、2023年の「アントマン&ワスプ:クアントマニア」からフェーズ5に入ったとされる。当初の計画ではここで登場した「在り続けるもの・征服者カーン」がメイン・ヴィランとなって「アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ」となるはずだったが、俳優のジョナサン・メジャーズが暴行事件を起こして逮捕されたことで、大きく舵を切ることになったが、結果的にこれでよかったと私は思う。カーンは非常にわかりにくいキャラクターだったのだ。そして、この「マルチバース・サーガ」の終結フェーズとして仕切り直しとなったフェーズ6の第1作が「ファンタスティック4:ファーストステップ」である。このフェーズ6は「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」(2026年7月)「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」(2026年12月)「アベンジャーズ:シークレットウォーズ」(2027年12月)と続く予定になっているので、次回作まで1年4か月は待たなくてはならない。
話はシルバーサーファーが先導する“惑星の捕食者”ギャラクタスとの戦いである。これは2007年「ファンタスティック4:銀河の危機」とほぼ同じ。違うのは演じる俳優。シルバーサーファーが女性形であること。リードとスーの息子フランクリンの登場。ギャラクタスの本体の登場。舞台設定が1960年代風のレトロフーチャー世界(今のアベンジャーズがいるアース616とは別のアース828というマルチバースの一つ。後の展開でアース616と合流するという噂がある)。「ファーストステップ」を見た後に「銀河の危機」をDisney+で観たが、見方によってはこっちの方が面白かったかもしれない。スーザンを「ダークエンジェル」のジェシカ・アルバ、ヒューマントーチを、のちに「キャプテン・アメリカ」となるクリス・エヴァンス、ザ・シングはドラマ「シールド」のマイケル・チクリスが演じていた。
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